説明会で用意された長椅子に、参加者が座る。長椅子1つに4人ずつ座ると29人が座れず、6人ずつ座ると長椅子が2脚余る。参加者の人数として考えられる値を全て求める。

代数学一次不等式連立不等式文章問題
2025/6/22

1. 問題の内容

説明会で用意された長椅子に、参加者が座る。長椅子1つに4人ずつ座ると29人が座れず、6人ずつ座ると長椅子が2脚余る。参加者の人数として考えられる値を全て求める。

2. 解き方の手順

長椅子の数を xx とすると、参加者の人数は、
4x+294x + 29
と表せる。
6人ずつ座ると2脚余ることから、実際に使われた長椅子の数は (x2)(x-2) 脚以下である。
(x2)(x-2) 脚に6人ずつ座ったとき、少なくとも1人以上座っているはずなので、
6(x3)+14x+296(x2)6(x-3) + 1 \le 4x + 29 \le 6(x-2)
が成り立つ。
まず、4x+296(x2)4x + 29 \le 6(x-2) を解く。
4x+296x124x + 29 \le 6x - 12
412x41 \le 2x
x412=20.5x \ge \frac{41}{2} = 20.5
長椅子の数は整数なので、x21x \ge 21
次に、6(x3)+14x+296(x-3)+1 \le 4x + 29を解く。
6x18+14x+296x - 18 + 1 \le 4x + 29
6x174x+296x - 17 \le 4x + 29
2x462x \le 46
x23x \le 23
したがって、21x2321 \le x \le 23
x=21x=21 のとき、参加者の人数は 4(21)+29=84+29=1134(21) + 29 = 84 + 29 = 113 人。
x=22x=22 のとき、参加者の人数は 4(22)+29=88+29=1174(22) + 29 = 88 + 29 = 117 人。
x=23x=23 のとき、参加者の人数は 4(23)+29=92+29=1214(23) + 29 = 92 + 29 = 121 人。

3. 最終的な答え

113人, 117人, 121人

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