A町からB町までの距離は20kmです。最初に時速6kmで歩き、途中で1時間の休憩を取り、その後時速4kmで歩きます。全体でかかる時間を4.5時間以上5時間以下にするためには、時速6kmで歩く距離を何km以上何km以下にすればよいかを求める問題です。

代数学文章問題不等式一次不等式速度距離時間
2025/6/22

1. 問題の内容

A町からB町までの距離は20kmです。最初に時速6kmで歩き、途中で1時間の休憩を取り、その後時速4kmで歩きます。全体でかかる時間を4.5時間以上5時間以下にするためには、時速6kmで歩く距離を何km以上何km以下にすればよいかを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、時速6kmで歩く距離を xx kmとします。すると、時速4kmで歩く距離は (20x)(20 - x) kmとなります。
次に、それぞれの速度で歩く時間を計算します。
時速6kmで歩く時間は x6\frac{x}{6} 時間、時速4kmで歩く時間は 20x4\frac{20-x}{4} 時間です。
休憩時間が1時間なので、合計時間は x6+20x4+1\frac{x}{6} + \frac{20-x}{4} + 1 時間となります。
この合計時間が4.5時間以上5時間以下になるように xx の範囲を求めます。
まず、4.5時間以上という条件から、次の不等式が成り立ちます。
x6+20x4+14.5\frac{x}{6} + \frac{20-x}{4} + 1 \geq 4.5
次に、5時間以下という条件から、次の不等式が成り立ちます。
x6+20x4+15\frac{x}{6} + \frac{20-x}{4} + 1 \leq 5
それぞれの不等式を解きます。
まず、x6+20x4+14.5\frac{x}{6} + \frac{20-x}{4} + 1 \geq 4.5 を解きます。
両辺に12をかけると、
2x+3(20x)+12542x + 3(20-x) + 12 \geq 54
2x+603x+12542x + 60 - 3x + 12 \geq 54
x+7254-x + 72 \geq 54
x18-x \geq -18
x18x \leq 18
次に、x6+20x4+15\frac{x}{6} + \frac{20-x}{4} + 1 \leq 5 を解きます。
両辺に12をかけると、
2x+3(20x)+12602x + 3(20-x) + 12 \leq 60
2x+603x+12602x + 60 - 3x + 12 \leq 60
x+7260-x + 72 \leq 60
x12-x \leq -12
x12x \geq 12
したがって、12x1812 \leq x \leq 18となります。

3. 最終的な答え

時速6kmで歩く道のりを12km以上18km以下にすればよい。

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