3点A(0, 6), B(9, 0), C(6, -2)が与えられています。線分AB上にAD:DB=1:2となる点Dがあります。 (1) 直線ABの傾きを求める。 (2) 点Dの座標を求める。 (3) 点Cを通り、傾きが直線ABの傾きに等しい直線の式を求める。 (4) x軸上に△ABC = △ABPとなる点Pを求める。ただし、点Pのx座標は9より小さいものとする。

幾何学座標平面直線傾き内分点三角形の面積
2025/6/22

1. 問題の内容

3点A(0, 6), B(9, 0), C(6, -2)が与えられています。線分AB上にAD:DB=1:2となる点Dがあります。
(1) 直線ABの傾きを求める。
(2) 点Dの座標を求める。
(3) 点Cを通り、傾きが直線ABの傾きに等しい直線の式を求める。
(4) x軸上に△ABC = △ABPとなる点Pを求める。ただし、点Pのx座標は9より小さいものとする。

2. 解き方の手順

(1) 直線ABの傾きを求める。
傾きは(yの変化量)/(xの変化量)で計算できます。
点A(0, 6)と点B(9, 0)を通る直線の傾きは、
0690=69=23\frac{0 - 6}{9 - 0} = \frac{-6}{9} = -\frac{2}{3}
(2) 点Dの座標を求める。
点Dは線分ABを1:2に内分する点なので、内分点の公式を使います。
点A(0, 6)と点B(9, 0)を1:2に内分する点Dの座標は、
Dx=20+191+2=93=3D_x = \frac{2 \cdot 0 + 1 \cdot 9}{1 + 2} = \frac{9}{3} = 3
Dy=26+101+2=123=4D_y = \frac{2 \cdot 6 + 1 \cdot 0}{1 + 2} = \frac{12}{3} = 4
よって、点Dの座標は(3, 4)です。
(3) 点Cを通り、傾きが直線ABの傾きに等しい直線の式を求める。
点C(6, -2)を通り、傾きが23-\frac{2}{3}の直線の式は、
y(2)=23(x6)y - (-2) = -\frac{2}{3}(x - 6)
y+2=23x+4y + 2 = -\frac{2}{3}x + 4
y=23x+2y = -\frac{2}{3}x + 2
(4) △ABC = △ABPとなる点Pを求めます。
まず△ABCの面積を求めます。A(0, 6), B(9, 0), C(6, -2)
△ABCの面積 = 12(0(0(2))+9(26)+6(60))=120+9(8)+6(6)=1272+36=1236=18\frac{1}{2}|(0(0 - (-2)) + 9(-2 - 6) + 6(6 - 0))| = \frac{1}{2}|0 + 9(-8) + 6(6)| = \frac{1}{2}|-72 + 36| = \frac{1}{2}|-36| = 18
点Pはx軸上にあるので、P(p, 0)と置きます。△ABPの面積を求めます。A(0, 6), B(9, 0), P(p, 0)
△ABPの面積 = 12(0(00)+9(06)+p(60))=12054+6p=126p54=3p27\frac{1}{2}|(0(0 - 0) + 9(0 - 6) + p(6 - 0))| = \frac{1}{2}|0 - 54 + 6p| = \frac{1}{2}|6p - 54| = |3p - 27|
△ABC = △ABPより、
3p27=18|3p - 27| = 18
3p27=183p - 27 = 18 または 3p27=183p - 27 = -18
3p=453p = 45 または 3p=93p = 9
p=15p = 15 または p=3p = 3
点Pのx座標は9より小さいので、p = 3。 よってP(3, 0)。

3. 最終的な答え

(1) 直線ABの傾き: 23-\frac{2}{3}
(2) 点Dの座標: (3, 4)
(3) 点Cを通る直線: y=23x+2y = -\frac{2}{3}x + 2
(4) 点Pの座標: (3, 0)

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