$a$ は正の定数とする。関数 $y = -x^2 + 4x + 1$ ($0 \le x \le a$) について、最大値と最小値をそれぞれ求めよ。

代数学二次関数最大値最小値放物線場合分け
2025/6/22

1. 問題の内容

aa は正の定数とする。関数 y=x2+4x+1y = -x^2 + 4x + 1 (0xa0 \le x \le a) について、最大値と最小値をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成する。
y=x2+4x+1=(x24x)+1=(x24x+44)+1=(x2)2+4+1=(x2)2+5y = -x^2 + 4x + 1 = -(x^2 - 4x) + 1 = -(x^2 - 4x + 4 - 4) + 1 = -(x-2)^2 + 4 + 1 = -(x-2)^2 + 5
したがって、この関数のグラフは上に凸な放物線であり、頂点の座標は(2,5)(2, 5)である。
(1) 最大値を求める。
0xa0 \le x \le a における最大値を考える。軸 x=2x=2 が定義域に含まれるかどうかで場合分けする。
(i) 0<a20 < a \le 2 のとき
x=0x=0 で最大値をとる。最大値は y(0)=02+4(0)+1=1y(0) = -0^2 + 4(0) + 1 = 1
(ii) a>2a > 2 のとき
x=2x=2 で最大値をとる。最大値は y(2)=(22)2+5=5y(2) = -(2-2)^2 + 5 = 5
(2) 最小値を求める。
0xa0 \le x \le a における最小値を考える。軸 x=2x=2 と定義域の位置関係で場合分けする。
(i) 0<a40 < a \le 4 のとき
x=0x=0 で最小値をとる。最小値は y(a)=a2+4a+1y(a) = -a^2 + 4a + 1
(ii) a>4a > 4 のとき
x=0x=0 で最小値をとる。最小値は y(0)=1y(0) = 1

3. 最終的な答え

(1) 最大値
0<a20 < a \le 2 のとき 11
a>2a > 2 のとき 55
(2) 最小値
0<a40 < a \le 4 のとき a2+4a+1-a^2 + 4a + 1
a>4a > 4 のとき 11

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