Aの袋には黒玉5個と白玉3個、Bの袋には黒玉4個と白玉3個が入っている。Aから2個、Bから2個玉を取り出すとき、黒玉の個数が合わせて2個になる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ玉取り出し
2025/6/22

1. 問題の内容

Aの袋には黒玉5個と白玉3個、Bの袋には黒玉4個と白玉3個が入っている。Aから2個、Bから2個玉を取り出すとき、黒玉の個数が合わせて2個になる確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、AとBから玉を取り出す全ての場合の数を計算する。
Aから2個を取り出す場合の数は 8C2=8×72×1=28{}_8C_2 = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28 通り。
Bから2個を取り出す場合の数は 7C2=7×62×1=21{}_7C_2 = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21 通り。
したがって、AとBからそれぞれ2個ずつ取り出す全ての場合の数は 28×21=58828 \times 21 = 588 通り。
次に、AとBから取り出した黒玉の個数が合わせて2個になる場合を考える。
(i) Aから黒玉0個、Bから黒玉2個の場合
Aから白玉2個を取り出す場合の数は 3C2=3×22×1=3{}_3C_2 = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3 通り。
Bから黒玉2個を取り出す場合の数は 4C2=4×32×1=6{}_4C_2 = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通り。
この場合の数は 3×6=183 \times 6 = 18 通り。
(ii) Aから黒玉1個、Bから黒玉1個の場合
Aから黒玉1個、白玉1個を取り出す場合の数は 5C1×3C1=5×3=15{}_5C_1 \times {}_3C_1 = 5 \times 3 = 15 通り。
Bから黒玉1個、白玉1個を取り出す場合の数は 4C1×3C1=4×3=12{}_4C_1 \times {}_3C_1 = 4 \times 3 = 12 通り。
この場合の数は 15×12=18015 \times 12 = 180 通り。
(iii) Aから黒玉2個、Bから黒玉0個の場合
Aから黒玉2個を取り出す場合の数は 5C2=5×42×1=10{}_5C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10 通り。
Bから白玉2個を取り出す場合の数は 3C2=3×22×1=3{}_3C_2 = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3 通り。
この場合の数は 10×3=3010 \times 3 = 30 通り。
黒玉の個数が合わせて2個になる場合の合計は、18+180+30=22818 + 180 + 30 = 228 通り。
したがって、求める確率は 228588=57147=1949\frac{228}{588} = \frac{57}{147} = \frac{19}{49} となる。

3. 最終的な答え

19/49

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