(1) 1から6までの目が等しい確率で出るサイコロを4回投げる試行について、以下の確率を求めます。 (ア) 出る目の最小値が1である確率 (イ) 出る目の最小値が1で、かつ最大値が6である確率 (2) 3個のサイコロを同時に投げるとき、3個のサイコロの出る目の最小値が4になる確率を求めます。
2025/6/22
1. 問題の内容
(1) 1から6までの目が等しい確率で出るサイコロを4回投げる試行について、以下の確率を求めます。
(ア) 出る目の最小値が1である確率
(イ) 出る目の最小値が1で、かつ最大値が6である確率
(2) 3個のサイコロを同時に投げるとき、3個のサイコロの出る目の最小値が4になる確率を求めます。
2. 解き方の手順
(1) (ア) 最小値が1である確率
4回のサイコロの目がすべて2以上である確率を求めて、それを1から引けば良いです。
4回のサイコロの目がすべて2以上になるのは、各回で2, 3, 4, 5, 6のいずれかが出ればいいので、確率は 。
したがって、4回すべて2以上である確率は 。
求める確率は
(1) (イ) 最小値が1で、最大値が6である確率
まず、4回のうち少なくとも1回は1が出て、少なくとも1回は6が出る確率を考えます。
全体から、「1が出ない」場合と「6が出ない」場合と「1も6も出ない」場合を引きます。
全体は 通り。
1が出ない場合は 通り。
6が出ない場合は 通り。
1も6も出ない場合は 通り。
1か6の少なくともどちらかは出る場合は、
通り。
しかし、最小値が1で最大値が6ということは、すべての目が1以上6以下でなければなりません。したがって、この302通りの出方の中には、最小値が1でない場合や、最大値が6でない場合が含まれています。
1以上6以下のすべての出方は通りあります。最小値が1でない場合は、すべての目が2以上6以下である通りです。最大値が6でない場合は、すべての目が1以上5以下である通りです。最小値が1で最大値が6でない場合は、すべての目が1以上5以下で最小値が1である通りです。最大値が6で最小値が1でない場合は、すべての目が2以上6以下で最大値が6である通りです。最小値が1で最大値が6である確率は
別の考え方として、1と6が必ず含まれていて、それ以外の数字は2, 3, 4, 5のいずれかであるという条件で考えると、難しいです。
4つの出目の中に、1が1回、6が1回含まれている場合:残りの2つは2,3,4,5のいずれか。この場合の数は通り。
4つの出目の中に、1が2回、6が1回含まれている場合:残りの1つは2,3,4,5のいずれか。通り。通り。
4つの出目の中に、1が1回、6が2回含まれている場合:残りの1つは2,3,4,5のいずれか。通り。通り。
4つの出目の中に、1が1回、6が3回含まれている場合:4通り。
4つの出目の中に、1が3回、6が1回含まれている場合:4通り。
合計通り。
確率=
(2) 3個のサイコロの最小値が4になる確率
3個のサイコロの目がすべて4以上である確率から、すべて5以上である確率を引けば良いです。
3個のサイコロの目がすべて4以上になるのは、各サイコロが4, 5, 6のいずれかを出せばいいので、確率は。
3個のサイコロの目がすべて5以上になるのは、各サイコロが5, 6のいずれかを出せばいいので、確率は。
したがって、求める確率は 。
3. 最終的な答え
(1) (ア)
(1) (イ)
(2)