## 問題1
異なる色の9個の玉を、指定された個数ずつ、指定された組に分ける場合の数を求める問題です。具体的には、以下の4つの場合に分け方を考えます。
(1) 4個、3個、2個の3つの組に分ける。
(2) A, B, Cの3つの組に3個ずつ分ける。
(3) 3個ずつの3つの組に分ける。
(4) 2個、2個、2個、3個の4つの組に分ける。
## 解き方の手順
(1) 4個、3個、2個の3つの組に分ける場合
まず、9個から4個を選ぶ組み合わせは 9C4 通り。 次に、残りの5個から3個を選ぶ組み合わせは 5C3 通り。 最後に、残りの2個から2個を選ぶ組み合わせは 2C2=1 通り。 したがって、分け方は
9C4×5C3×2C2=4!5!9!×3!2!5!×1=4!3!2!9!=24×6×2362880=288362880=1260 通り。 (2) A, B, Cの3つの組に3個ずつ分ける場合
まず、9個からAに入れる3個を選ぶ組み合わせは 9C3 通り。 次に、残りの6個からBに入れる3個を選ぶ組み合わせは 6C3 通り。 最後に、残りの3個からCに入れる3個を選ぶ組み合わせは 3C3=1 通り。 したがって、分け方は
9C3×6C3×3C3=3!6!9!×3!3!6!×1=3!3!3!9!=6×6×6362880=216362880=1680 通り。 (3) 3個ずつの3つの組に分ける場合
上の(2)と同様に考えると 3!3!3!9! 通りですが、組に区別がないので、3つの組の並び順を考慮する必要がありません。つまり、3!で割る必要があります。したがって、分け方は 3!1×3!3!3!9!=61×1680=280 通り。 (4) 2個、2個、2個、3個の4つの組に分ける場合
まず、9個から3個を選ぶ組み合わせは 9C3 通り。 次に、残りの6個から2個を選ぶ組み合わせは 6C2 通り。 次に、残りの4個から2個を選ぶ組み合わせは 4C2 通り。 最後に、残りの2個から2個を選ぶ組み合わせは 2C2=1 通り。 2個の組が3つあるため、3!で割る必要があります。
したがって、分け方は
9C3×6C2×4C2×2C2×3!1=3!6!9!×2!4!6!×2!2!4!×1×61=3!(2!)32!9!=3!×8×29!=969!=96362880=415120=1260通り。 ## 最終的な答え
(1) 1260通り
(2) 1680通り
(3) 280通り
(4) 420通り
## 問題2
点Pから点Qまで、右のような道のある地域で、遠回りをしないで行く道順を求める問題です。具体的には、以下の4つの場合を考えます。
(1) すべての道順
(2) Rを通る。
(3) Rを通らない。
(4) ×印の箇所を通らない。
## 解き方の手順
(1) すべての道順
点Pから点Qまで行くには、右に5回、上に4回移動する必要があります。したがって、合計9回の移動のうち、右への移動を5回選ぶ組み合わせを考えれば良いので、
9C5=5!4!9!=4×3×2×19×8×7×6=126 通り。 (2) Rを通る
点Pから点Rまで行くには、右に2回、上に2回移動する必要があります。その道順は 4C2=2!2!4!=6 通り。 点Rから点Qまで行くには、右に3回、上に2回移動する必要があります。その道順は 5C3=3!2!5!=10 通り。 したがって、点Rを通る道順は 6×10=60 通り。 (3) Rを通らない
すべての道順からRを通る道順を引けば良いので、126−60=66 通り。 (4) ×印の箇所を通らない
まず、×印を通る道順を求めます。点Pから×印まで行くには、右に3回、上に2回移動する必要があります。その道順は 5C3=3!2!5!=10 通り。 ×印から点Qまで行くには、右に2回、上に2回移動する必要があります。その道順は 4C2=2!2!4!=6 通り。 したがって、×印を通る道順は 10×6=60 通り。 すべての道順から×印を通る道順を引けば良いので、126−60=66 通り。 ## 最終的な答え
(1) 126通り
(2) 60通り
(3) 66通り
(4) 66通り