(1)
まず、f′(x) を計算します。 f′(x)=3x2−12x−15=3(x2−4x−5)=3(x−5)(x+1) f′(x)=0 となるのは x=−1 または x=5 のときです。 f′′(x)=6x−12 なので、 f′′(−1)=−6−12=−18<0 より、x=−1 で極大値をとり、 f′′(5)=30−12=18>0 より、x=5 で極小値をとります。 f(−1)=(−1)3−6(−1)2−15(−1)+26=−1−6+15+26=34 f(5)=(5)3−6(5)2−15(5)+26=125−150−75+26=−74 したがって、x=−1 で極大値34をとり、x=5 で極小値-74をとります。 次に、方程式 f(x)=0 の実数解の個数を求めます。f(−1)=34>0 で f(5)=−74<0 であること、および f(x) が3次関数であることから、実数解は3個となります。 (x が十分小さいとき f(x)<0 であり、x=−1 で極大値34を取るので f(x)=0 となる正の解が2つ、負の解が1つ存在することが分かります。) (2)
点Pの座標を (t,f(t)) とすると、線分OPの中点Mの座標は (2t,2f(t)) となります。 x=2t より t=2x なので、 g(x)=2f(2x)=2(2x)3−6(2x)2−15(2x)+26=28x3−24x2−30x+26=4x3−12x2−15x+13 したがって、g(x)=4x3−12x2−15x+13 です。 g′(x)=12x2−24x−15=3(4x2−8x−5)=3(2x+1)(2x−5) g′(x)=0 となるのは x=−21 または x=25 のときです。 g′′(x)=24x−24 なので、 g′′(−21)=−12−24=−36<0 より、x=−21 で極大値をとり、 g′′(25)=60−24=36>0 より、x=25 で極小値をとります。 g(−21)=4(−81)−12(41)−15(−21)+13=−21−3+215+13=4+10=21/2=21/2 g(25)=4(8125)−12(425)−15(25)+13=2125−75−275+13=250−62=25−62=−37 x≥0 における g(x) の最小値を求めます。g(0)=13 であり、x=25 で極小値 −37 をとるので、x≥0 における最小値は −37 となります。 グラフの概形は、原点付近の傾きが負であり、xが大きくなるにつれて増加していくので、選択肢の(2)となります。