関数 $f(x) = x^2 + 2(x - 2|x|) + 2$ について、 (1) $y=f(x)$ のグラフを描画し、 (2) 曲線 $y=f(x)$ と $y$ 軸との交点を $A$ とし、点 $A$ を通る傾き $m$ の直線を $l$ とする。直線 $l$ が曲線 $y=f(x)$ と異なる 3 点で交わるとき、定数 $m$ の値の範囲を求め、このとき、直線 $l$ と曲線 $y=f(x)$ で囲まれた 2 つの部分の面積の和を $T$ とする。$T$ を $m$ の式で表し、$T$ を最小にする $m$ の値を求める。
2025/6/23
1. 問題の内容
関数 について、
(1) のグラフを描画し、
(2) 曲線 と 軸との交点を とし、点 を通る傾き の直線を とする。直線 が曲線 と異なる 3 点で交わるとき、定数 の値の範囲を求め、このとき、直線 と曲線 で囲まれた 2 つの部分の面積の和を とする。 を の式で表し、 を最小にする の値を求める。
2. 解き方の手順
(1) まず、 の絶対値をはずします。
のとき、
のとき、
よって、 のグラフは、
のとき放物線 の部分、
のとき放物線 の部分をつなぎ合わせた曲線である。
(2) 曲線 と 軸との交点 は、 のときの の値であるから、 となる。
点 を通る傾き の直線 の方程式は、 である。
直線 が曲線 と異なる 3 点で交わる条件を考える。
のとき、 より、
は交点 であるから、 より
のとき、 より、
は交点 であるから、 より
さらに、 より、 なのでこれは常に成り立つ。
よって、 の範囲は
曲線と直線で囲まれた部分の面積を求める。
は のとき最小値をとる。最小値は 。
しかし、面積は負にならないので、計算が間違っている。
面積は常に正なので符号がおかしい.
の時
3. 最終的な答え
(1) ア: 2, イ: 2, ウ: 0, エ: -2, オ: 2
(2) カキ: -2, ク: 6, ケ: 4, コサ: 16, シスセ: 112/3, タ: 2, チツ: 160/3