2つの数$\alpha$と$\beta$について、$\alpha + \beta = 4$, $\alpha \beta = -2$ が成り立つとき、$\frac{1}{\alpha}$と$\frac{1}{\beta}$を解とする、$x^2$の係数が1の2次方程式を求めなさい。

代数学二次方程式解と係数の関係
2025/6/23

1. 問題の内容

2つの数α\alphaβ\betaについて、α+β=4\alpha + \beta = 4, αβ=2\alpha \beta = -2 が成り立つとき、1α\frac{1}{\alpha}1β\frac{1}{\beta}を解とする、x2x^2の係数が1の2次方程式を求めなさい。

2. 解き方の手順

1α\frac{1}{\alpha}1β\frac{1}{\beta}を解とする2次方程式は、解と係数の関係から、
x2(1α+1β)x+1α1β=0x^2 - (\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta})x + \frac{1}{\alpha} \frac{1}{\beta} = 0
と表せる。
ここで、
1α+1β=α+βαβ\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{\alpha + \beta}{\alpha \beta}
であり、問題文よりα+β=4\alpha + \beta = 4, αβ=2\alpha \beta = -2であるから、
1α+1β=42=2\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{4}{-2} = -2
また、
1α1β=1αβ=12=12\frac{1}{\alpha} \frac{1}{\beta} = \frac{1}{\alpha \beta} = \frac{1}{-2} = -\frac{1}{2}
よって、求める2次方程式は
x2(2)x+(12)=0x^2 - (-2)x + (-\frac{1}{2}) = 0
x2+2x12=0x^2 + 2x - \frac{1}{2} = 0

3. 最終的な答え

x2+2x12=0x^2 + 2x - \frac{1}{2} = 0

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