与えられた6つの2次関数について、最大値または最小値があれば、それらを求める問題です。

代数学二次関数平方完成最大値最小値グラフ
2025/6/23

1. 問題の内容

与えられた6つの2次関数について、最大値または最小値があれば、それらを求める問題です。

2. 解き方の手順

各2次関数を平方完成し、頂点の座標を求めます。
y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q の形に変形すると、
* a>0a > 0 のとき、下に凸なグラフとなり、最小値 qqx=px=p でとります。最大値はありません。
* a<0a < 0 のとき、上に凸なグラフとなり、最大値 qqx=px=p でとります。最小値はありません。
(1) y=3x2+2y=3x^2+2
y=3(x0)2+2y=3(x-0)^2+2
頂点は (0,2)(0, 2)a=3>0a=3>0 なので、最小値 22 (x=0x=0のとき)。最大値はなし。
(2) y=x24x4y=x^2-4x-4
y=(x24x+4)44y=(x^2-4x+4)-4-4
y=(x2)28y=(x-2)^2-8
頂点は (2,8)(2, -8)a=1>0a=1>0 なので、最小値 8-8 (x=2x=2のとき)。最大値はなし。
(3) y=x26x3y=-x^2-6x-3
y=(x2+6x+9)3+9y=-(x^2+6x+9)-3+9
y=(x+3)2+6y=-(x+3)^2+6
頂点は (3,6)(-3, 6)a=1<0a=-1<0 なので、最大値 66 (x=3x=-3のとき)。最小値はなし。
(4) y=3x2+12x+5y=3x^2+12x+5
y=3(x2+4x+4)+512y=3(x^2+4x+4)+5-12
y=3(x+2)27y=3(x+2)^2-7
頂点は (2,7)(-2, -7)a=3>0a=3>0 なので、最小値 7-7 (x=2x=-2のとき)。最大値はなし。
(5) y=2x2+3x1y=-2x^2+3x-1
y=2(x232x)1y=-2(x^2-\frac{3}{2}x)-1
y=2(x232x+916)1+98y=-2(x^2-\frac{3}{2}x+\frac{9}{16})-1+\frac{9}{8}
y=2(x34)2+18y=-2(x-\frac{3}{4})^2+\frac{1}{8}
頂点は (34,18)(\frac{3}{4}, \frac{1}{8})a=2<0a=-2<0 なので、最大値 18\frac{1}{8} (x=34x=\frac{3}{4}のとき)。最小値はなし。
(6) y=12x2x+1y=-\frac{1}{2}x^2-x+1
y=12(x2+2x)+1y=-\frac{1}{2}(x^2+2x)+1
y=12(x2+2x+1)+1+12y=-\frac{1}{2}(x^2+2x+1)+1+\frac{1}{2}
y=12(x+1)2+32y=-\frac{1}{2}(x+1)^2+\frac{3}{2}
頂点は (1,32)(-1, \frac{3}{2})a=12<0a=-\frac{1}{2}<0 なので、最大値 32\frac{3}{2} (x=1x=-1のとき)。最小値はなし。

3. 最終的な答え

(1) 最小値: 2, 最大値: なし
(2) 最小値: -8, 最大値: なし
(3) 最小値: なし, 最大値: 6
(4) 最小値: -7, 最大値: なし
(5) 最小値: なし, 最大値: 1/8
(6) 最小値: なし, 最大値: 3/2

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