三角形ABCにおいて、点Gは重心であり、EFとBCは平行である。EB=4, AF=6, BC=12のとき、線分AE, FC, EGの長さを求める。

幾何学三角形重心相似平行線
2025/6/23

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点Gは重心であり、EFとBCは平行である。EB=4, AF=6, BC=12のとき、線分AE, FC, EGの長さを求める。

2. 解き方の手順

まず、EF//BCであることから、三角形AEFと三角形ABCは相似である。
相似比を求めるために、AFAC\frac{AF}{AC}を考える。
AC=AF+FCAC = AF + FCである。
Gは三角形ABCの重心であることから、中線ADを考えたとき、GはADを2:1に内分する。また、EF//BCであることから、AE:EB = AF:FCが成り立つ。
AE:EB=AF:FCAE:EB = AF:FCより、AE:4=6:FCAE:4 = 6:FCとなる。
次に、三角形AEFと三角形ABCの相似比を求める。
AEAB=AFAC=EFBC\frac{AE}{AB} = \frac{AF}{AC} = \frac{EF}{BC}が成り立つ。
ここで、AB=AE+EB=AE+4AB = AE + EB = AE + 4, AC=AF+FC=6+FCAC = AF + FC = 6 + FC, BC=12BC = 12である。
AE:4=6:FCAE:4 = 6:FCを変形すると、AEFC=24AE \cdot FC = 24となる。
AFAC=AEAE+4\frac{AF}{AC} = \frac{AE}{AE+4}より、66+FC=AEAE+4\frac{6}{6+FC} = \frac{AE}{AE+4}
したがって、6(AE+4)=AE(6+FC)6(AE+4) = AE(6+FC)
6AE+24=6AE+AEFC6AE+24 = 6AE + AE \cdot FC
24=AEFC24 = AE \cdot FC
相似比 AFAC=AFAF+FC=66+FC\frac{AF}{AC} = \frac{AF}{AF+FC} = \frac{6}{6+FC}を考える。
また、EF//BCより、AEAB=AFAC\frac{AE}{AB} = \frac{AF}{AC}なので、AEAE+4=66+FC\frac{AE}{AE+4} = \frac{6}{6+FC}
AEFC=24AE \cdot FC = 24より、FC=24AEFC = \frac{24}{AE}
AEAE+4=66+24AE\frac{AE}{AE+4} = \frac{6}{6 + \frac{24}{AE}}
AEAE+4=6AE6AE+24\frac{AE}{AE+4} = \frac{6AE}{6AE + 24}
AE(6AE+24)=6AE(AE+4)AE(6AE+24) = 6AE(AE+4)
6AE2+24AE=6AE2+24AE6AE^2 + 24AE = 6AE^2 + 24AE
ここで、EF=12BCEF = \frac{1}{2}BCなので、EF=6EF=6となる。
EFBC=AFAC\frac{EF}{BC} = \frac{AF}{AC}より、612=AFAC=6AC\frac{6}{12} = \frac{AF}{AC} = \frac{6}{AC}
したがって、AC=12AC=12となり、FC=ACAF=126=6FC = AC - AF = 12 - 6 = 6
AE:4=6:6AE:4 = 6:6より、AE=4AE = 4
AG:GD = 2:1であり、EG = 13AD\frac{1}{3}AD
AEAB=13\frac{AE}{AB} = \frac{1}{3}より、AE =4なので AB = 12
AFAC=12\frac{AF}{AC} = \frac{1}{2}なので AF = 6なので AC = 12
Gは重心なので、AE:EB = AF:FC。つまり、AE:4=6:FC。
また、EF//BCより三角形AEFと三角形ABCは相似。その相似比は1:2なのでAE=EBとAF=FC
AE=4、FC=6
Gは重心なので、EG=12\frac{1}{2}GD。ADは中線なので、BD=DC=6。
三角形AEGと三角形ABDは相似なので、EG:BD=AE:AB
EG:6=4:8。EG=3

3. 最終的な答え

AE = 4 cm
FC = 6 cm
EG = 3 cm

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