問題137(3)は、命題「$x^2 + 6x + 7 = 0 \Rightarrow x < -2$」の真偽を判定し、偽である場合は反例を挙げる問題です。 問題138(1)は、$x = \pm\sqrt{5}$ が $x^2 = 5$ であるための必要条件、十分条件のいずれであるか判定する問題です。選択肢は以下の4つです。 ① 「必要条件であるが、十分条件ではない」 ② 「十分条件であるが、必要条件ではない」 ③ 「必要十分条件である」 ④ 「必要条件でも十分条件でもない」

代数学二次方程式命題必要条件十分条件解の公式
2025/6/23

1. 問題の内容

問題137(3)は、命題「x2+6x+7=0x<2x^2 + 6x + 7 = 0 \Rightarrow x < -2」の真偽を判定し、偽である場合は反例を挙げる問題です。
問題138(1)は、x=±5x = \pm\sqrt{5}x2=5x^2 = 5 であるための必要条件、十分条件のいずれであるか判定する問題です。選択肢は以下の4つです。
① 「必要条件であるが、十分条件ではない」
② 「十分条件であるが、必要条件ではない」
③ 「必要十分条件である」
④ 「必要条件でも十分条件でもない」

2. 解き方の手順

問題137(3)
x2+6x+7=0x^2 + 6x + 7 = 0 を解きます。解の公式を用いると、
x=6±6241721=6±36282=6±82=6±222=3±2x = \frac{-6 \pm \sqrt{6^2 - 4 \cdot 1 \cdot 7}}{2 \cdot 1} = \frac{-6 \pm \sqrt{36 - 28}}{2} = \frac{-6 \pm \sqrt{8}}{2} = \frac{-6 \pm 2\sqrt{2}}{2} = -3 \pm \sqrt{2}
x=3+2x = -3 + \sqrt{2} のとき、21.414\sqrt{2} \approx 1.414 なので、x3+1.414=1.586x \approx -3 + 1.414 = -1.586
x=32x = -3 - \sqrt{2} のとき、x31.414=4.414x \approx -3 - 1.414 = -4.414
したがって、x2+6x+7=0x^2 + 6x + 7 = 0 の解は x=3+2x = -3 + \sqrt{2}x=32x = -3 - \sqrt{2} です。
x=3+2x = -3 + \sqrt{2}x<2x < -2 を満たしますが、x=32x = -3 - \sqrt{2}x<2x < -2 を満たします。
したがって、命題「x2+6x+7=0x<2x^2 + 6x + 7 = 0 \Rightarrow x < -2」は真です。
問題138(1)
PP: x=±5x = \pm\sqrt{5}
QQ: x2=5x^2 = 5
x=±5x = \pm\sqrt{5} ならば x2=5x^2 = 5 は真です。
x2=5x^2 = 5 ならば x=±5x = \pm\sqrt{5} も真です。
したがって、x=±5x = \pm\sqrt{5}x2=5x^2 = 5 であるための必要十分条件です。

3. 最終的な答え

問題137(3):真
問題138(1):③

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