2次関数のグラフを平行移動させたときに、与えられたグラフに重なるようにするには、$a$, $p$, $q$ の値をそれぞれどのようにすればよいかを求める問題です。具体的には以下の2つの問題があります。 (1) $y = (x-p)^2 + q$ のグラフを、$x$ 軸方向に 1, $y$ 軸方向に 2 だけ平行移動させると、$y = (x-2)^2 + 3$ のグラフに重なる。このときの $p$, $q$, $a$ の値を求める。 (2) $y = a(x-p)^2 + q$ のグラフを、$x$ 軸方向に 3, $y$ 軸方向に 4 だけ平行移動させると、$y = 2(x-4)^2 + 7$ のグラフに重なる。このときの $p$, $q$ の値を求める。

代数学二次関数グラフの平行移動二次関数の平行移動
2025/6/23

1. 問題の内容

2次関数のグラフを平行移動させたときに、与えられたグラフに重なるようにするには、aa, pp, qq の値をそれぞれどのようにすればよいかを求める問題です。具体的には以下の2つの問題があります。
(1) y=(xp)2+qy = (x-p)^2 + q のグラフを、xx 軸方向に 1, yy 軸方向に 2 だけ平行移動させると、y=(x2)2+3y = (x-2)^2 + 3 のグラフに重なる。このときの pp, qq, aa の値を求める。
(2) y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q のグラフを、xx 軸方向に 3, yy 軸方向に 4 だけ平行移動させると、y=2(x4)2+7y = 2(x-4)^2 + 7 のグラフに重なる。このときの pp, qq の値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
* y=(xp)2+qy = (x-p)^2 + qxx 軸方向に 1, yy 軸方向に 2 だけ平行移動させると、y2=(x1p)2+qy - 2 = (x - 1 - p)^2 + q となる。
これは y=(x(p+1))2+q+2y = (x - (p+1))^2 + q + 2 と変形できる。
* このグラフが y=(x2)2+3y = (x-2)^2 + 3 と一致するので、以下の式が成り立つ。
p+1=2p + 1 = 2
q+2=3q + 2 = 3
係数比較より、a=1a = 1
* これらの式を解いて、ppqq の値を求める。
(2)
* y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + qxx 軸方向に 3, yy 軸方向に 4 だけ平行移動させると、y4=a(x3p)2+qy - 4 = a(x - 3 - p)^2 + q となる。
これは y=a(x(p+3))2+q+4y = a(x - (p+3))^2 + q + 4 と変形できる。
* このグラフが y=2(x4)2+7y = 2(x-4)^2 + 7 と一致するので、以下の式が成り立つ。
p+3=4p + 3 = 4
q+4=7q + 4 = 7
a=2a = 2
* これらの式を解いて、ppqq の値を求める。

3. 最終的な答え

(1)
p=1p = 1
q=1q = 1
a=1a = 1
(2)
p=1p = 1
q=3q = 3

「代数学」の関連問題

与えられた命題の対偶を作る問題です。 (1) $x = 6 \Rightarrow x^2 = 36$ (2) $n$ は4の倍数 $\Rightarrow$ $n$ は2の倍数

命題対偶論理
2025/6/24

与えられた不等式 $|x+2| > 3x$ を解く問題です。

不等式絶対値場合分け
2025/6/24

次の命題の空欄に「十分条件」、「必要条件」、「必要十分条件」のいずれかを答えさせる問題です。 (1) $x = 4$ は $x^2 = 16$ であるための $\Box$ 条件である。 (2) $x ...

命題条件必要条件十分条件必要十分条件
2025/6/24

与えられた命題が真であるか偽であるかを答える問題と、与えられた条件の否定を述べる問題です。

命題真偽条件
2025/6/24

2次不等式 $x^2 + 2mx - m > 0$ の解がすべての実数となるような、定数 $m$ の値の範囲を求める問題です。

二次不等式判別式不等式
2025/6/24

連立不等式 $x^2 + 2x - 3 \leqq 0$ $3x^2 + 5x - 2 > 0$ の解を求めよ。

不等式連立不等式二次不等式因数分解
2025/6/24

$V = \mathbb{R}^3$ の部分空間 $W_1, W_2$ が与えられたとき、$V = W_1 \oplus W_2$ が成り立つことを示す問題です。ここで、$W_1$ と $W_2$ の...

線形代数部分空間直和ベクトル空間
2025/6/24

与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} 6 & 6 \\ -3 & -3 \end{pmatrix}$ に対して、以下の問いに答える問題です。 * Aの固有値 $\lam...

線形代数行列固有値固有ベクトル対角化
2025/6/24

次の方程式を解いてください。 $\frac{5}{6}x + 5 = 3x + \frac{2}{3}$

一次方程式分数
2025/6/24

$a \neq 0$ のとき、以下の2つの行列の逆行列を求めよ。 (1) $ \begin{bmatrix} a & 1 & 1 \\ 0 & a & 1 \\ 0 & 0 & a \end{bmat...

行列逆行列線形代数行基本変形
2025/6/24