ある地点Aから木の先端Pの仰角を測ると30°であった。地点Aから木に向かって水平に10m進んだ地点BからPの仰角を測ると45°であった。この木の高さを求めよ。

幾何学三角比高さ角度直角三角形
2025/6/23

1. 問題の内容

ある地点Aから木の先端Pの仰角を測ると30°であった。地点Aから木に向かって水平に10m進んだ地点BからPの仰角を測ると45°であった。この木の高さを求めよ。

2. 解き方の手順

木の高さPQを hh (m)とおく。
三角形APQは直角三角形であるから、
tan30=PQAQ\tan 30^\circ = \frac{PQ}{AQ}
したがって、
AQ=PQtan30=h13=3hAQ = \frac{PQ}{\tan 30^\circ} = \frac{h}{\frac{1}{\sqrt{3}}} = \sqrt{3}h
また、三角形BPQも直角三角形であるから、
tan45=PQBQ\tan 45^\circ = \frac{PQ}{BQ}
したがって、
BQ=PQtan45=h1=hBQ = \frac{PQ}{\tan 45^\circ} = \frac{h}{1} = h
AQ=AB+BQAQ = AB + BQ より、
3h=10+h\sqrt{3}h = 10 + h
(31)h=10(\sqrt{3} - 1)h = 10
h=1031=10(3+1)(31)(3+1)=10(3+1)31=10(3+1)2=53+5h = \frac{10}{\sqrt{3}-1} = \frac{10(\sqrt{3}+1)}{(\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1)} = \frac{10(\sqrt{3}+1)}{3-1} = \frac{10(\sqrt{3}+1)}{2} = 5\sqrt{3} + 5

3. 最終的な答え

53+55\sqrt{3} + 5 (m)

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