$AB = 12, AC = 5, \angle CA = 90^\circ$ である直角三角形 $ABC$ がある。$\vec{AB} = \vec{b}, \vec{AC} = \vec{c}$ とするとき、次のベクトルを $\vec{b}, \vec{c}$ を用いて表したものを全て選べ。 (1) $\vec{c}$ と同じ向きの単位ベクトル (2) $\vec{BC}$ と平行な単位ベクトル

幾何学ベクトル直角三角形単位ベクトルベクトルの分解ピタゴラスの定理
2025/6/23

1. 問題の内容

AB=12,AC=5,CA=90AB = 12, AC = 5, \angle CA = 90^\circ である直角三角形 ABCABC がある。AB=b,AC=c\vec{AB} = \vec{b}, \vec{AC} = \vec{c} とするとき、次のベクトルを b,c\vec{b}, \vec{c} を用いて表したものを全て選べ。
(1) c\vec{c} と同じ向きの単位ベクトル
(2) BC\vec{BC} と平行な単位ベクトル

2. 解き方の手順

(1) c\vec{c} と同じ向きの単位ベクトルは、c\vec{c} の大きさを求めて、c\vec{c} をその大きさで割ればよい。
c\vec{c} の大きさは、c=AC=5|\vec{c}| = AC = 5 であるから、c\vec{c} と同じ向きの単位ベクトルは、
cc=c5\frac{\vec{c}}{|\vec{c}|} = \frac{\vec{c}}{5}
(2) BC\vec{BC} と平行な単位ベクトルを求める。
BC=ACAB=cb\vec{BC} = \vec{AC} - \vec{AB} = \vec{c} - \vec{b}
BC\vec{BC} の大きさは、ピタゴラスの定理より、BC=AB2+AC2=122+52=144+25=169=13BC = \sqrt{AB^2 + AC^2} = \sqrt{12^2 + 5^2} = \sqrt{144+25} = \sqrt{169} = 13
よって、BC\vec{BC} の大きさは BC=13|\vec{BC}| = 13 であるから、BC\vec{BC} と平行な単位ベクトルは、
±BCBC=±cb13\pm \frac{\vec{BC}}{|\vec{BC}|} = \pm \frac{\vec{c} - \vec{b}}{13}

3. 最終的な答え

(1) 15c\frac{1}{5}\vec{c}
(2) ±113(cb)\pm \frac{1}{13}(\vec{c} - \vec{b})

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