(1) 等差数列 100, 97, 94, ... の一般項 $a_n$ を求め、第35項を求める。 (2) 第59項が70、第66項が84である等差数列 $\{a_n\}$ において、 (ア) 一般項を求めよ。 (イ) 118 は第何項か。 (ウ) 初めて正になるのは第何項か。

代数学数列等差数列一般項計算
2025/6/23

1. 問題の内容

(1) 等差数列 100, 97, 94, ... の一般項 ana_n を求め、第35項を求める。
(2) 第59項が70、第66項が84である等差数列 {an}\{a_n\} において、
(ア) 一般項を求めよ。
(イ) 118 は第何項か。
(ウ) 初めて正になるのは第何項か。

2. 解き方の手順

(1)
等差数列の初項は a1=100a_1 = 100、公差は d=97100=3d = 97 - 100 = -3 である。
一般項 ana_n
an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d
an=100+(n1)(3)a_n = 100 + (n-1)(-3)
an=1003n+3a_n = 100 - 3n + 3
an=1033na_n = 103 - 3n
第35項は n=35n = 35 を代入して
a35=1033(35)a_{35} = 103 - 3(35)
a35=103105a_{35} = 103 - 105
a35=2a_{35} = -2
(2)
(ア)
第59項が70、第66項が84なので、
a59=a1+58d=70a_{59} = a_1 + 58d = 70
a66=a1+65d=84a_{66} = a_1 + 65d = 84
2つの式を引き算すると
7d=147d = 14
d=2d = 2
a1+58(2)=70a_1 + 58(2) = 70
a1+116=70a_1 + 116 = 70
a1=70116a_1 = 70 - 116
a1=46a_1 = -46
一般項 ana_n
an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d
an=46+(n1)(2)a_n = -46 + (n-1)(2)
an=46+2n2a_n = -46 + 2n - 2
an=2n48a_n = 2n - 48
(イ)
an=118a_n = 118 となる nn を求める。
2n48=1182n - 48 = 118
2n=1662n = 166
n=83n = 83
(ウ)
an>0a_n > 0 となる最小の nn を求める。
2n48>02n - 48 > 0
2n>482n > 48
n>24n > 24
したがって、初めて正になるのは第25項。

3. 最終的な答え

(1)
一般項: an=1033na_n = 103 - 3n
第35項: a35=2a_{35} = -2
(2)
(ア) 一般項: an=2n48a_n = 2n - 48
(イ) 83項
(ウ) 25項

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