複素数平面上に3点P($i$), Q(3), R($2+2i$) があるとき、$\angle QPR$を求める。

幾何学複素数平面角度偏角ベクトル複素数
2025/6/23

1. 問題の内容

複素数平面上に3点P(ii), Q(3), R(2+2i2+2i) があるとき、QPR\angle QPRを求める。

2. 解き方の手順

QPR\angle QPRは、ベクトルPR\overrightarrow{PR}をベクトルPQ\overrightarrow{PQ}の方向に回転させた角度の偏角に相当する。
つまり、QPR=arg2+2ii3i=arg2+i3i\angle QPR = \arg \frac{2+2i-i}{3-i} = \arg \frac{2+i}{3-i}となる。
ここで、2+i3i \frac{2+i}{3-i}を計算する。
2+i3i=(2+i)(3+i)(3i)(3+i)=6+2i+3i+i29i2=6+5i19+1=5+5i10=1+i2\frac{2+i}{3-i} = \frac{(2+i)(3+i)}{(3-i)(3+i)} = \frac{6+2i+3i+i^2}{9-i^2} = \frac{6+5i-1}{9+1} = \frac{5+5i}{10} = \frac{1+i}{2}
1+i2=12+12i\frac{1+i}{2} = \frac{1}{2} + \frac{1}{2}i
この複素数の偏角θ\thetaは、tanθ=1/21/2=1\tan \theta = \frac{1/2}{1/2} = 1を満たす。
したがって、θ=π4\theta = \frac{\pi}{4}となる。

3. 最終的な答え

QPR=π4\angle QPR = \frac{\pi}{4}

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