4個の青玉と2個の赤玉が入っている箱から、玉を戻さずに1個ずつ2回取り出すとき、取り出された青玉の数を $X$、赤玉の数を $Y$ とする。$X$ と $Y$ の同時分布を求める。

確率論・統計学確率確率分布同時分布組み合わせ
2025/3/29

1. 問題の内容

4個の青玉と2個の赤玉が入っている箱から、玉を戻さずに1個ずつ2回取り出すとき、取り出された青玉の数を XX、赤玉の数を YY とする。XXYY の同時分布を求める。

2. 解き方の手順

まず、XXYY が取りうる値を考えます。2回玉を取り出すので、X+Y=2X+Y=2 が成り立ちます。XX は青玉の数なので0, 1, 2のいずれかの値をとり、YY は赤玉の数なので0, 1, 2のいずれかの値をとりえます。
ただし、X+Y=2X+Y=2 であるため、X=0X=0 のとき Y=2Y=2, X=1X=1 のとき Y=1Y=1, X=2X=2 のとき Y=0Y=0 となります。
次に、それぞれの確率を計算します。全事象は 6個の玉から2個を取り出すので、6C2=6×52×1=15_6C_2 = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通りです。
* X=0,Y=2X=0, Y=2 のとき:2回とも赤玉を取り出すので、確率は 2C26C2=115\frac{_2C_2}{_{6}C_2} = \frac{1}{15}
* X=1,Y=1X=1, Y=1 のとき:1回青玉、1回赤玉を取り出すので、確率は 4C1×2C16C2=4×215=815\frac{_4C_1 \times _2C_1}{_{6}C_2} = \frac{4 \times 2}{15} = \frac{8}{15}
* X=2,Y=0X=2, Y=0 のとき:2回とも青玉を取り出すので、確率は 4C26C2=4×32×115=615=25\frac{_4C_2}{_{6}C_2} = \frac{\frac{4 \times 3}{2 \times 1}}{15} = \frac{6}{15} = \frac{2}{5}
最後に、周辺確率を計算します。
* X=0X=0 の確率:115\frac{1}{15}
* X=1X=1 の確率:815\frac{8}{15}
* X=2X=2 の確率:25=615\frac{2}{5} = \frac{6}{15}
* Y=0Y=0 の確率:615=25\frac{6}{15} = \frac{2}{5}
* Y=1Y=1 の確率:815\frac{8}{15}
* Y=2Y=2 の確率:115\frac{1}{15}

3. 最終的な答え

| X/Y | 0 | 1 | 2 | 計 |
|-----|-------|-------|-------|--------|
| 0 | 0 | 0 | 1/15 | 1/15 |
| 1 | 0 | 8/15 | 0 | 8/15 |
| 2 | 6/15 | 0 | 0 | 6/15 |
| 計 | 6/15 | 8/15 | 1/15 | 15/15=1 |

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