円形の文字盤に1から12までの整数が書かれた時計がある。円の直径の両端にある2つの整数について、大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗を引いた差がある整数の倍数になることを証明する問題。アからエに当てはまる式や数を答える。

幾何学整数の性質代数証明
2025/6/23

1. 問題の内容

円形の文字盤に1から12までの整数が書かれた時計がある。円の直径の両端にある2つの整数について、大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗を引いた差がある整数の倍数になることを証明する問題。アからエに当てはまる式や数を答える。

2. 解き方の手順

まず、小さい方の数を nn とすると、大きい方の数は直径の反対側にあるので、n+6n+6 となる (ア)。
大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗を引いた差は、(n+6)2n2(n+6)^2 - n^2 で表される。
(n+6)2n2=n2+12n+36n2=12n+36(n+6)^2 - n^2 = n^2 + 12n + 36 - n^2 = 12n + 36 となる (イ、ウ)。
12n+36=12(n+3)12n + 36 = 12(n+3) と因数分解できる (エ)。
nn は整数なので、n+3n+3 も整数である。したがって、12(n+3)12(n+3)1212 の倍数である。
よって、文字盤の円の直径の両端にある2つの整数について、大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗を引いた差は、つねに 1212 の倍数になる。

3. 最終的な答え

ア: n+6n+6
イ: 1212
ウ: 3636
エ: n+3n+3

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