(1) まず、与えられたベクトル方程式を、始点をOとするベクトルで書き換える。
10OP+5(OP−OA)+9(OP−OB)+8(OP−OC)=0 これを整理すると、
32OP=5OA+9OB+8OC OP=325OA+9OB+8OC ここで、OD=179OB+8OC となる点Dを辺BC上にとると、点Dは辺BCを8:9に内分する点となる。 OP=325OA+17OD=3232(5/325/32OA+17/3217/32OD) OP=325OA+17OD したがって、点Pは線分ADを17:5に内分する点である。
(2) V1は四面体OABCの体積、V2は四面体PABCの体積である。 点Pは線分ADを17:5に内分するので、点Aから平面OBCまでの距離をhとすると、点Pから平面ABCまでの距離は325h。 また、点Dは辺BCを8:9に内分するので、三角形OBCの面積をSOBCとすると、三角形ABCの面積は3217SOBC。 四面体OABCの体積V1=31SOBCh 四面体PABCの体積V2=31SABC⋅325h V2=31325h(179+8SOBC)=325SABCh V2=3253217SOBCh したがって、
V1V2=31SOBCh31SABC325h=325⋅SOBCSABC OP=325OA+9OB+8OC より AP=OP−OA=32−27OA+9OB+8OC 点Pは、四面体OABCの内部にあるので、四面体OABCを底面ABCから見たときの高さの比を考えると、
体積比は V2/V1=5/32。 よって、V1:V2=32:5