3点 $A(-2, 4)$、$B(-3, -5)$、$C(5, -1)$ が与えられたとき、以下のものを求めます。 (1) 直線BCの方程式 (2) 線分BCの長さ (3) 点Aと直線BCの距離 (4) 三角形ABCの面積

幾何学座標平面直線の方程式距離三角形の面積2点間の距離
2025/6/24

1. 問題の内容

3点 A(2,4)A(-2, 4)B(3,5)B(-3, -5)C(5,1)C(5, -1) が与えられたとき、以下のものを求めます。
(1) 直線BCの方程式
(2) 線分BCの長さ
(3) 点Aと直線BCの距離
(4) 三角形ABCの面積

2. 解き方の手順

(1) 直線BCの方程式
まず、直線BCの傾き mm を求めます。
m=1(5)5(3)=48=12m = \frac{-1 - (-5)}{5 - (-3)} = \frac{4}{8} = \frac{1}{2}
次に、点B(-3, -5)または点C(5, -1)を用いて、直線の方程式を求めます。点Cを用いると、
y(1)=12(x5)y - (-1) = \frac{1}{2}(x - 5)
y+1=12x52y + 1 = \frac{1}{2}x - \frac{5}{2}
y=12x72y = \frac{1}{2}x - \frac{7}{2}
両辺に2をかけて、2y=x72y = x - 7
整理すると、x2y7=0x - 2y - 7 = 0
(2) 線分BCの長さ
線分BCの長さは、2点間の距離の公式を用いて求めます。
BC=(5(3))2+(1(5))2=82+42=64+16=80=45BC = \sqrt{(5 - (-3))^2 + (-1 - (-5))^2} = \sqrt{8^2 + 4^2} = \sqrt{64 + 16} = \sqrt{80} = 4\sqrt{5}
(3) 点Aと直線BCの距離
点A(-2, 4)と直線 x2y7=0x - 2y - 7 = 0 の距離 dd は、点と直線の距離の公式を用いて求めます。
d=1(2)24712+(2)2=2871+4=175=175=1755d = \frac{|1 \cdot (-2) - 2 \cdot 4 - 7|}{\sqrt{1^2 + (-2)^2}} = \frac{|-2 - 8 - 7|}{\sqrt{1 + 4}} = \frac{|-17|}{\sqrt{5}} = \frac{17}{\sqrt{5}} = \frac{17\sqrt{5}}{5}
(4) 三角形ABCの面積
三角形ABCの面積Sは、以下の公式を用いて求めます。
S=12(xAxC)(yByA)(xAxB)(yCyA)S = \frac{1}{2} |(x_A - x_C)(y_B - y_A) - (x_A - x_B)(y_C - y_A)|
S=12(25)(54)(2(3))(14)=12(7)(9)(1)(5)=1263+5=1268=34S = \frac{1}{2} |(-2 - 5)(-5 - 4) - (-2 - (-3))(-1 - 4)| = \frac{1}{2} |(-7)(-9) - (1)(-5)| = \frac{1}{2} |63 + 5| = \frac{1}{2} |68| = 34
または、BCBCを底辺とすると、(2)より454\sqrt{5}、高さは(3)より1755\frac{17\sqrt{5}}{5}なので、面積は12451755=21755=34\frac{1}{2} \cdot 4\sqrt{5} \cdot \frac{17\sqrt{5}}{5} = \frac{2 \cdot 17 \cdot 5}{5} = 34

3. 最終的な答え

(1) 直線BCの方程式: x2y7=0x - 2y - 7 = 0
(2) 線分BCの長さ: 454\sqrt{5}
(3) 点Aと直線BCの距離: 1755\frac{17\sqrt{5}}{5}
(4) 三角形ABCの面積: 34

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