4点A(-3, 2), B(2, -2), C(4, 3), Dを頂点とする平行四辺形において、頂点Dとなりうる点の座標を全て求める。

幾何学平面幾何平行四辺形座標ベクトル
2025/6/24

1. 問題の内容

4点A(-3, 2), B(2, -2), C(4, 3), Dを頂点とする平行四辺形において、頂点Dとなりうる点の座標を全て求める。

2. 解き方の手順

平行四辺形になるためには、向かい合う辺が平行で長さが等しい必要があります。つまり、平行四辺形の対角線の中点は一致します。
与えられた3点A, B, Cから、Dの位置は3通り考えられます。
(1) 四角形ABCDが平行四辺形の場合:
このとき、対角線ACの中点と対角線BDの中点が一致します。
点Dの座標を(x, y)とすると、
ACの中点は (3+42,2+32)=(12,52)(\frac{-3+4}{2}, \frac{2+3}{2}) = (\frac{1}{2}, \frac{5}{2})
BDの中点は (2+x2,2+y2)(\frac{2+x}{2}, \frac{-2+y}{2})
したがって、
2+x2=12\frac{2+x}{2} = \frac{1}{2} より x=1x = -1
2+y2=52\frac{-2+y}{2} = \frac{5}{2} より y=7y = 7
Dの座標は (-1, 7)
(2) 四角形ABDCが平行四辺形の場合:
このとき、対角線ADの中点と対角線BCの中点が一致します。
点Dの座標を(x, y)とすると、
ADの中点は (3+x2,2+y2)(\frac{-3+x}{2}, \frac{2+y}{2})
BCの中点は (2+42,2+32)=(3,12)(\frac{2+4}{2}, \frac{-2+3}{2}) = (3, \frac{1}{2})
したがって、
3+x2=3\frac{-3+x}{2} = 3 より x=9x = 9
2+y2=12\frac{2+y}{2} = \frac{1}{2} より y=1y = -1
Dの座標は (9, -1)
(3) 四角形ACBDが平行四辺形の場合:
このとき、対角線ABの中点と対角線CDの中点が一致します。
点Dの座標を(x, y)とすると、
ABの中点は (3+22,222)=(12,0)(\frac{-3+2}{2}, \frac{2-2}{2}) = (-\frac{1}{2}, 0)
CDの中点は (4+x2,3+y2)(\frac{4+x}{2}, \frac{3+y}{2})
したがって、
4+x2=12\frac{4+x}{2} = -\frac{1}{2} より x=5x = -5
3+y2=0\frac{3+y}{2} = 0 より y=3y = -3
Dの座標は (-5, -3)

3. 最終的な答え

頂点Dとなりうる点の座標は、(-1, 7), (9, -1), (-5, -3) である。

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