トラのぬいぐるみを何人かに配る問題を考えます。 1人4個ずつ配ると17個余り、1人7個ずつ配ると最後の1人の分は3個以下になります。 ただし、全員が少なくとも1個はもらえることがわかっています。 このとき、トラのぬいぐるみの個数と、ぬいぐるみを分けようとした人数を求めます。

代数学方程式不等式文章問題連立方程式
2025/6/24

1. 問題の内容

トラのぬいぐるみを何人かに配る問題を考えます。
1人4個ずつ配ると17個余り、1人7個ずつ配ると最後の1人の分は3個以下になります。
ただし、全員が少なくとも1個はもらえることがわかっています。
このとき、トラのぬいぐるみの個数と、ぬいぐるみを分けようとした人数を求めます。

2. 解き方の手順

まず、ぬいぐるみを分けようとした人数をxx人、トラのぬいぐるみの個数をyy個とします。
1人4個ずつ配ると17個余ることから、次の式が成り立ちます。
y=4x+17y = 4x + 17
次に、1人7個ずつ配ると最後の1人の分だけ3個以下になることから、最後の1人以外のx1x-1人には7個ずつ配られ、最後の1人には1個以上3個以下のぬいぐるみが配られることになります。
したがって、7(x1)+1y7(x1)+37(x-1) + 1 \le y \le 7(x-1) + 3という不等式が成り立ちます。
これを整理すると、7x6y7x47x - 6 \le y \le 7x - 4となります。
yyy=4x+17y = 4x + 17を代入すると、7x64x+177x47x - 6 \le 4x + 17 \le 7x - 4となります。
この不等式を2つに分けて考えます。
7x64x+177x - 6 \le 4x + 17より、3x233x \le 23x233=7.666...x \le \frac{23}{3} = 7.666...
4x+177x44x + 17 \le 7x - 4より、3x213x \ge 21x7x \ge 7
したがって、7x7.666...7 \le x \le 7.666...なので、xxは整数であるから、x=7x = 7となります。
x=7x = 7y=4x+17y = 4x + 17に代入すると、y=4×7+17=28+17=45y = 4 \times 7 + 17 = 28 + 17 = 45となります。
したがって、トラのぬいぐるみの個数は45個、ぬいぐるみを分けようとした人数は7人となります。

3. 最終的な答え

トラのぬいぐるみの個数:45個
ぬいぐるみを分けようとした人数:7人

「代数学」の関連問題

与えられた4組の連立方程式を解きます。 (1) $\begin{cases} y = x + 1 \\ y = -2x + 13 \end{cases}$ (2) $\begin{cases} -3x...

連立方程式代入法加減法方程式
2025/6/24

整式 $P(x) = x^3 + 3x^2 - 4x + 5$ を、次の1次式で割ったときの余りを求めよ。 (1) $x-2$ (2) $x+3$

整式剰余の定理多項式
2025/6/24

複素数 $w$ と $z$ が $w = \frac{iz}{z-2}$ を満たしているとき、以下の問いに答えます。 (1) $z$ が原点を中心とする半径2の円周上を動くとき、$w$ はどのような図...

複素数複素平面図形直線
2025/6/24

多項式 $3x^3 - 7x^2 + 22x - 8$ を多項式 $A$ で割ると、商が $3x - 1$、余りが $5x - 3$ となる。このとき、$A$ を求めよ。

多項式多項式の割り算因数定理
2025/6/24

多項式 $x^3 - 7x + 6$ を $x^2 + 2x - 3$ で割ったときの商と余りを求める問題です。

多項式割り算余り
2025/6/24

次の不等式を満たす最大の自然数 $n$ を求める問題です。 $3 + \frac{1}{11}(n-1) > \frac{1}{2}n$

不等式一次不等式自然数代数
2025/6/24

与えられた8つの計算問題を解く。

式の展開因数分解多項式計算
2025/6/24

放物線 $y = x^2 - 3x + 2$ を平行移動して、放物線 $y = x^2 + x + 1$ に重ねるには、どのように平行移動すれば良いか。

二次関数平行移動平方完成放物線
2025/6/24

2次方程式 $x^2 - 2mx + m + 2 = 0$ が2つの虚数解を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求めよ。

二次方程式虚数解判別式不等式
2025/6/24

半径 $r$ cm、高さ $h$ cm、体積 $V$ cm$^3$ の円錐について、体積 $V$ を表す式 $V = \frac{1}{3} \pi r^2 h$ を、$h$ について解く。

方程式変形体積円錐
2025/6/24