問題は以下の2つです。 (1) 命題 $p$ と $q$ に対して、真理値表を完成させる問題です。具体的には、$\neg p$、$\neg p \lor q$、$p \rightarrow q$ の真理値を、$p$ と $q$ の真理値の組み合わせごとに求める必要があります。 (2) 命題 $p$ と $q$ に対して、$\neg (\neg p \land \neg q) \lor \neg p$ がトートロジーであることを論理演算によって証明する問題です。
2025/6/24
1. 問題の内容
問題は以下の2つです。
(1) 命題 と に対して、真理値表を完成させる問題です。具体的には、、、 の真理値を、 と の真理値の組み合わせごとに求める必要があります。
(2) 命題 と に対して、 がトートロジーであることを論理演算によって証明する問題です。
2. 解き方の手順
(1) 真理値表の完成
- : の否定です。 が真 (1) なら は偽 (0)、 が偽 (0) なら は真 (1) となります。
- : と の論理和です。 と の少なくとも一方が真なら は真、そうでなければ偽となります。
- : ならば です。 が真で が偽のときのみ偽、それ以外のときは真となります。
| | | | | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 0 | 1 | 1 |
| 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 0 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| 0 | 0 | 1 | 1 | 1 |
(2) トートロジーの証明
与えられた命題は です。
ド・モルガンの法則を用いると、 は と同値です。
したがって、与えられた命題は と同値になります。
結合法則を用いると、 は と同値になります。
交換法則を用いると、 は と同値になります。
結合法則を用いると、 は と同値になります。
排中律より、 は常に真 (1) です。
したがって、 は と同値です。
は常に真 (1) です。
したがって、 はトートロジーです。
3. 最終的な答え
(1) 真理値表は上記の通り。
(2) はトートロジーである。