2つの奇数の差が偶数になることを、文字を使って説明する問題です。

代数学整数の性質偶数奇数証明
2025/6/24

1. 問題の内容

2つの奇数の差が偶数になることを、文字を使って説明する問題です。

2. 解き方の手順

(1) 2つの奇数を文字を使って表します。
奇数は、整数 nn を用いて 2n+12n + 1 の形で表すことができます。したがって、2つの異なる奇数は、2m+12m + 12n+12n + 1m,nm, n は整数、mnm \neq n)と表せます。
(2) 2つの奇数の差を計算します。
(2m+1)(2n+1)(2m + 1) - (2n + 1) を計算します。
(3) 計算結果が偶数になることを示します。
計算結果を 2×整数2 \times \text{整数} の形に変形できることを示します。
計算してみましょう。
(2m+1)(2n+1)=2m+12n1=2m2n=2(mn)(2m + 1) - (2n + 1) = 2m + 1 - 2n - 1 = 2m - 2n = 2(m - n)
mmnn は整数なので、mnm - n も整数です。
したがって、2(mn)2(m - n)2×整数2 \times \text{整数} の形をしており、偶数であることがわかります。

3. 最終的な答え

2つの奇数を 2m+12m + 1 , 2n+12n + 1m,nm, n は整数)とすると、その差は (2m+1)(2n+1)=2(mn)(2m + 1) - (2n + 1) = 2(m - n) となり、mnm - n は整数なので、2(mn)2(m - n) は偶数である。

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