2つの直線 $y = -x + 6$ (①) と $y = 2x$ (②) があります。直線①と②の交点をA、直線①とx軸の交点をBとします。線分AB上に点Pをとり、Pを通りy軸に平行な直線と直線②, x軸との交点をそれぞれQ, Rとします。 (1) A, Bの座標をそれぞれ求めなさい。 (2) Rのx座標が3のとき、三角形APQの面積を求めなさい。 (3) 三角形APQの面積が $\frac{27}{2}$ のとき、Rのx座標を求めなさい。 (4) 三角形APQの面積が15のとき、Rのx座標を求めなさい。

幾何学座標平面直線交点三角形の面積連立方程式
2025/6/24
はい、承知いたしました。以下の形式で回答します。

1. 問題の内容

2つの直線 y=x+6y = -x + 6 (①) と y=2xy = 2x (②) があります。直線①と②の交点をA、直線①とx軸の交点をBとします。線分AB上に点Pをとり、Pを通りy軸に平行な直線と直線②, x軸との交点をそれぞれQ, Rとします。
(1) A, Bの座標をそれぞれ求めなさい。
(2) Rのx座標が3のとき、三角形APQの面積を求めなさい。
(3) 三角形APQの面積が 272\frac{27}{2} のとき、Rのx座標を求めなさい。
(4) 三角形APQの面積が15のとき、Rのx座標を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) Aの座標は、直線①と②の交点なので、連立方程式を解きます。
x+6=2x-x + 6 = 2x
3x=63x = 6
x=2x = 2
y=2x=2(2)=4y = 2x = 2(2) = 4
したがって、Aの座標は (2, 4) です。
Bの座標は、直線①とx軸の交点なので、y = 0を代入します。
0=x+60 = -x + 6
x=6x = 6
したがって、Bの座標は (6, 0) です。
(2) Rのx座標が3のとき、Rの座標は (3, 0) です。Pは線分AB上にあるので、直線ABの式を求めます。直線ABは y=x+6y = -x + 6 です。
Pのx座標は3なので、Pのy座標は y=3+6=3y = -3 + 6 = 3 となります。Pの座標は (3, 3) です。
Qのx座標は3なので、Qのy座標は y=2x=2(3)=6y = 2x = 2(3) = 6 となります。Qの座標は (3, 6) です。
Aの座標は (2, 4) です。
三角形APQの面積は、底辺PQを 63=36 - 3 = 3 とすると、高さはPとAのx座標の差なので 32=13 - 2 = 1 となります。
三角形APQの面積は、12×3×1=32\frac{1}{2} \times 3 \times 1 = \frac{3}{2} です。
(3) Rのx座標をrとします。Rの座標は (r, 0) です。Pのx座標はrなので、Pのy座標は y=r+6y = -r + 6 となります。Pの座標は (r, -r + 6) です。
Qのx座標はrなので、Qのy座標は y=2ry = 2r となります。Qの座標は (r, 2r) です。
三角形APQの面積は、底辺PQを 2r(r+6)=3r62r - (-r + 6) = 3r - 6 とすると、高さはPとAのx座標の差なので r2r - 2 となります。
三角形APQの面積は、12×(3r6)×(r2)=272\frac{1}{2} \times (3r - 6) \times (r - 2) = \frac{27}{2} です。
(3r6)(r2)=27(3r - 6)(r - 2) = 27
3r26r6r+12=273r^2 - 6r - 6r + 12 = 27
3r212r15=03r^2 - 12r - 15 = 0
r24r5=0r^2 - 4r - 5 = 0
(r5)(r+1)=0(r - 5)(r + 1) = 0
r=5,1r = 5, -1
rは線分AB上の点なので、0<r<60 < r < 6 である必要があります。よって、r = 5です。
(4) Rのx座標をrとします。Rの座標は (r, 0) です。Pのx座標はrなので、Pのy座標は y=r+6y = -r + 6 となります。Pの座標は (r, -r + 6) です。
Qのx座標はrなので、Qのy座標は y=2ry = 2r となります。Qの座標は (r, 2r) です。
三角形APQの面積は、底辺PQを 2r(r+6)=3r62r - (-r + 6) = 3r - 6 とすると、高さはPとAのx座標の差なので r2r - 2 となります。
三角形APQの面積は、12×(3r6)×(r2)=15\frac{1}{2} \times (3r - 6) \times (r - 2) = 15 です。
(3r6)(r2)=30(3r - 6)(r - 2) = 30
3r26r6r+12=303r^2 - 6r - 6r + 12 = 30
3r212r18=03r^2 - 12r - 18 = 0
r24r6=0r^2 - 4r - 6 = 0
r=(4)±(4)24(1)(6)2(1)=4±16+242=4±402=4±2102=2±10r = \frac{-(-4) \pm \sqrt{(-4)^2 - 4(1)(-6)}}{2(1)} = \frac{4 \pm \sqrt{16 + 24}}{2} = \frac{4 \pm \sqrt{40}}{2} = \frac{4 \pm 2\sqrt{10}}{2} = 2 \pm \sqrt{10}
r=2+10,210r = 2 + \sqrt{10}, 2 - \sqrt{10}
2+102+3.16=5.162 + \sqrt{10} \approx 2 + 3.16 = 5.16
21023.16=1.162 - \sqrt{10} \approx 2 - 3.16 = -1.16
rは線分AB上の点なので、0<r<60 < r < 6 である必要があります。よって、r=2+10r = 2 + \sqrt{10} です。

3. 最終的な答え

(1) A(2, 4), B(6, 0)
(2) 32\frac{3}{2}
(3) 5
(4) 2+102 + \sqrt{10}

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