1. 問題の内容
正の整数 に対して、 が7の倍数であることを、二項定理を用いて示す。
2. 解き方の手順
まず、 を変形します。
したがって、証明すべき式は
となります。この式が7の倍数になることを示します。さらに式を変形します。
をかけると
この式が21の倍数になることを示すことにします。
と書き換えます。二項定理を用いると、
ここで、は整数
したがって、
ここからが7の倍数になることを示すためには、が3の倍数であることを示す必要があります。
別の方法を試します。
, ここでは整数。
同様に、が3の倍数であることを示す必要があるので、別の方法を考えます。
数学的帰納法を使用します。
のとき、
のとき、
のとき、 (は整数)
のとき、
は整数なので、は7の倍数である。
3. 最終的な答え
したがって、を正の整数とするとき、 は7の倍数である。