A工場で40%、B工場で60%生産される製品がある。A工場の製品の不良率は1%、B工場の製品の不良率は2%である。製品の中から1個を取り出したところ、不良品であった。この不良品がA工場の製品である確率を求めよ。
2025/6/24
1. 問題の内容
A工場で40%、B工場で60%生産される製品がある。A工場の製品の不良率は1%、B工場の製品の不良率は2%である。製品の中から1個を取り出したところ、不良品であった。この不良品がA工場の製品である確率を求めよ。
2. 解き方の手順
この問題は条件付き確率の問題なので、ベイズの定理を利用して解く。
A工場で生産された製品である事象をA、B工場で生産された製品である事象をB、不良品である事象をDと定義する。
求めるものは、不良品であったときに、それがA工場で生産されたものである確率 である。
ベイズの定理より、
ここで、 (A工場での生産割合)、 (B工場での生産割合)、 (A工場の不良率)、 (B工場の不良率) である。
は、不良品である確率を表し、これは全確率の定理より、
したがって、
3. 最終的な答え
1/4 (0.25)