2次関数 $y = 2x^2 + 4ax$ ($0 \leqq x \leqq 2$) について、最小値と最大値を求め、そのときの $x$ の値を求める問題です。

代数学二次関数最大値最小値平方完成場合分け
2025/6/24

1. 問題の内容

2次関数 y=2x2+4axy = 2x^2 + 4ax (0x20 \leqq x \leqq 2) について、最小値と最大値を求め、そのときの xx の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=2x2+4ax=2(x2+2ax)=2(x2+2ax+a2a2)=2((x+a)2a2)=2(x+a)22a2y = 2x^2 + 4ax = 2(x^2 + 2ax) = 2(x^2 + 2ax + a^2 - a^2) = 2((x+a)^2 - a^2) = 2(x+a)^2 - 2a^2
したがって、y=2(x+a)22a2y = 2(x+a)^2 - 2a^2 となります。このグラフは、頂点が (a,2a2)(-a, -2a^2) の下に凸な放物線です。
定義域が 0x20 \leqq x \leqq 2 であることに注意して、場合分けを行います。
(1) 最小値について
放物線の軸 x=ax = -a の位置によって場合分けします。
* -a < 0 つまり a > 0 のとき、x = 0 で最小値をとります。y=2(0)2+4a(0)=0y = 2(0)^2 + 4a(0) = 0 となり、x=0x = 0で最小値 00 をとります。
* 0 <= -a <= 2 つまり -2 <= a <= 0 のとき、x = -a で最小値をとります。y=2a2y = -2a^2 となり、x=ax = -aで最小値 2a2-2a^2 をとります。
* -a > 2 つまり a < -2 のとき、x = 2 で最小値をとります。y=2(2)2+4a(2)=8+8ay = 2(2)^2 + 4a(2) = 8 + 8a となり、x=2x = 2で最小値 8+8a8 + 8a をとります。
(2) 最大値について
同様に、放物線の軸 x=ax = -a の位置によって場合分けします。
* -a < 1 つまり a > -1 のとき、x=2x = 2 で最大値をとります。y=2(2)2+4a(2)=8+8ay = 2(2)^2 + 4a(2) = 8 + 8a
* -a > 1 つまり a < -1 のとき、x=0x = 0 で最大値をとります。y=2(0)2+4a(0)=0y = 2(0)^2 + 4a(0) = 0

3. 最終的な答え

(1) 最小値
* a > 0 のとき、x = 0 で最小値 0
* -2 <= a <= 0 のとき、x = -a で最小値 -2a^2
* a < -2 のとき、x = 2 で最小値 8 + 8a
(2) 最大値
* a > -1 のとき、x = 2 で最大値 8 + 8a
* a < -1 のとき、x = 0 で最大値 0