1. 問題の内容
を正の整数とするとき、 が7の倍数であることを、二項定理を用いて示す。
2. 解き方の手順
まず、を二項定理を使って展開することを考えます。画像のヒントにあるように、と変形し、二項定理を用います。
次に、を7で割った余りを考えます。
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を7の倍数であることを示したいので、となる整数を見つけたいです。
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したがって、.
を二項展開すると、.
よって、.
これで示せるためには、が整数である必要がある。
別の考え方として、数学的帰納法を使う。
のとき、. 7は7の倍数。
のとき、が7の倍数であると仮定する。つまり、 for some integer .
のとき、.
なので、.
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は整数であるから、は7の倍数である。
したがって、数学的帰納法により、は7の倍数である。
3. 最終的な答え
を正の整数とするとき、 は 7 の倍数である。