A組の生徒が10人、B組の生徒が5人いる。この15人の中から6人の委員を選ぶとき、以下の条件を満たす選び方は何通りあるか。 (1) A組から4人、B組から2人を選ぶ。 (2) 少なくとも1人はB組から選ぶ。

確率論・統計学組み合わせ場合の数二項係数
2025/6/24

1. 問題の内容

A組の生徒が10人、B組の生徒が5人いる。この15人の中から6人の委員を選ぶとき、以下の条件を満たす選び方は何通りあるか。
(1) A組から4人、B組から2人を選ぶ。
(2) 少なくとも1人はB組から選ぶ。

2. 解き方の手順

(1) A組から4人、B組から2人を選ぶ場合
A組から4人を選ぶ組み合わせは、10C4_{10}C_4通り。
B組から2人を選ぶ組み合わせは、5C2_{5}C_2通り。
よって、求める組み合わせの数は、
10C4×5C2_{10}C_4 \times _{5}C_2となる。
10C4=10!4!(104)!=10!4!6!=10×9×8×74×3×2×1=210_{10}C_4 = \frac{10!}{4!(10-4)!} = \frac{10!}{4!6!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 210
5C2=5!2!(52)!=5!2!3!=5×42×1=10_{5}C_2 = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
したがって、組み合わせの数は、
210×10=2100210 \times 10 = 2100 通り
(2) 少なくとも1人はB組から選ぶ場合
まず、15人から6人を選ぶすべての組み合わせを求める。これは、15C6_{15}C_6通り。
次に、B組の生徒を誰も選ばない場合、つまりA組から6人を選ぶ組み合わせを求める。これは、10C6_{10}C_6通り。
少なくとも1人B組から選ぶ組み合わせは、すべての組み合わせからB組の生徒を誰も選ばない組み合わせを引いたものになる。
15C6=15!6!9!=15×14×13×12×11×106×5×4×3×2×1=5005_{15}C_6 = \frac{15!}{6!9!} = \frac{15 \times 14 \times 13 \times 12 \times 11 \times 10}{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 5005
10C6=10!6!4!=10×9×8×74×3×2×1=210_{10}C_6 = \frac{10!}{6!4!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 210
したがって、少なくとも1人B組から選ぶ組み合わせの数は、
5005210=47955005 - 210 = 4795 通り

3. 最終的な答え

(1) 2100通り
(2) 4795通り

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