(1) 正の実数 $a, b$ について、$a - b = \sqrt{2}, ab = 1$ が成り立つとき、$\frac{\sqrt{a} + \sqrt{b}}{\sqrt{a} - \sqrt{b}}$ の値を求める問題。ただし、$(\sqrt{a} + \sqrt{b})/(\sqrt{a} - \sqrt{b}) = \sqrt{\text{ア}} + \sqrt{\text{イ}}$ であり、$ \text{ア} > \text{イ} $ とする。 (2) $a$ を正の実数とする。$x$ の方程式 $2|x^2 - a^2| - x - 1 = 0$ が異なる4つの実数解をもつとき、$a$ の取り得る値の範囲を $\sqrt{\frac{\text{ウ}}{\text{エ}}} < a < \text{オ}$ の形で求める問題。 (3) $(\frac{1}{7})^{50}$ を小数で表すとき、初めて現れる 0 でない数字は小数第何位の何であるかを求める問題。必要なら、$\log_{10}2 = 0.3010$, $\log_{10}3 = 0.4771$, $\log_{10}7 = 0.8451$ としてよい。
2025/6/24
1. 問題の内容
(1) 正の実数 について、 が成り立つとき、 の値を求める問題。ただし、 であり、 とする。
(2) を正の実数とする。 の方程式 が異なる4つの実数解をもつとき、 の取り得る値の範囲を の形で求める問題。
(3) を小数で表すとき、初めて現れる 0 でない数字は小数第何位の何であるかを求める問題。必要なら、, , としてよい。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 と から と を求める。
( は正の実数より )
と の連立方程式を解くと、
したがって、 より、
(2)
(i) のとき、
解の公式より、
より または なので、 かつ
(ii) のとき、
解の公式より、
より なので、 かつ
4つの異なる実数解をもつためには、 と が必要。
より
かつ を解く。
かつ
かつ
かつ
かつ
と を満たす場合、のとき異なる4つの実数解を持つ。
より、
したがって、 より、
(3)
したがって、
くらい
3. 最終的な答え
(1)
ア = 3, イ = 2
(2)
ウ = 7, エ = 16, オ = 3
(3) 小数第 43 位の 5
カ = 43, ク = 5