一辺の長さが6の正四面体ABCDにおいて、辺CDの中点をMとする。 AM, BMの長さ、cos∠ABM、頂点Aから三角形BCDに下ろした垂線AHの長さ、三角形ABMの面積を求める問題です。

幾何学正四面体空間図形三平方の定理余弦定理三角比面積
2025/6/24

1. 問題の内容

一辺の長さが6の正四面体ABCDにおいて、辺CDの中点をMとする。
AM, BMの長さ、cos∠ABM、頂点Aから三角形BCDに下ろした垂線AHの長さ、三角形ABMの面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、AMとBMの長さを求める。
三角形AMCは直角三角形なので、三平方の定理より、
AM=AC2MC2=6232=369=27=33AM = \sqrt{AC^2 - MC^2} = \sqrt{6^2 - 3^2} = \sqrt{36 - 9} = \sqrt{27} = 3\sqrt{3}
同様に、BMの長さも333\sqrt{3}となる。
したがって、
AM=BM=33AM = BM = 3\sqrt{3}
次に、cos∠ABMを求める。
三角形ABMにおいて、余弦定理より、
AM2=AB2+BM22ABBMcosABMAM^2 = AB^2 + BM^2 - 2AB \cdot BM \cdot \cos{\angle ABM}
27=36+272633cosABM27 = 36 + 27 - 2 \cdot 6 \cdot 3\sqrt{3} \cdot \cos{\angle ABM}
27=63363cosABM27 = 63 - 36\sqrt{3} \cdot \cos{\angle ABM}
363cosABM=3636\sqrt{3} \cdot \cos{\angle ABM} = 36
cosABM=36363=13\cos{\angle ABM} = \frac{36}{36\sqrt{3}} = \frac{1}{\sqrt{3}}
次に、AHの長さを求める。
正四面体の頂点から底面に下ろした垂線は、底面の正三角形の重心に落ちる。
三角形BCDにおいて、重心Hは中線CMを2:1に内分する点である。
したがって、HM=13CM=133=1HM = \frac{1}{3}CM = \frac{1}{3} \cdot 3 = 1
三角形AHMは直角三角形なので、三平方の定理より、
AH=AM2HM2=(33)212=271=26AH = \sqrt{AM^2 - HM^2} = \sqrt{(3\sqrt{3})^2 - 1^2} = \sqrt{27 - 1} = \sqrt{26}
よって、AH=26AH = \sqrt{26}
最後に、三角形ABMの面積を求める。
三角形ABMの面積は、
12ABBMsinABM\frac{1}{2} \cdot AB \cdot BM \cdot \sin{\angle ABM}
cosABM=13\cos{\angle ABM} = \frac{1}{\sqrt{3}}より、sinABM=1(13)2=113=23=23\sin{\angle ABM} = \sqrt{1 - (\frac{1}{\sqrt{3}})^2} = \sqrt{1 - \frac{1}{3}} = \sqrt{\frac{2}{3}} = \frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}}
したがって、
1263323=92\frac{1}{2} \cdot 6 \cdot 3\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}} = 9\sqrt{2}
よって、三角形ABMの面積は、929\sqrt{2}

3. 最終的な答え

ア:3
イ:3
ウ:3
エ:1
オ:26
カ:9
キ:2

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