直方体ABCD-EFGHにおいて、AE = $\sqrt{6}$, AD = 3, EF = $\sqrt{3}$とする。$\angle AFC = \theta$としたとき、$\cos{\theta}$の値と、$\triangle ACF$の面積を求めよ。

幾何学空間図形直方体余弦定理三角比面積
2025/6/24

1. 問題の内容

直方体ABCD-EFGHにおいて、AE = 6\sqrt{6}, AD = 3, EF = 3\sqrt{3}とする。AFC=θ\angle AFC = \thetaとしたとき、cosθ\cos{\theta}の値と、ACF\triangle ACFの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、AF, CF, ACの長さを求める。
AF=AE2+EF2=(6)2+(3)2=6+3=9=3AF = \sqrt{AE^2 + EF^2} = \sqrt{(\sqrt{6})^2 + (\sqrt{3})^2} = \sqrt{6 + 3} = \sqrt{9} = 3
CF=CG2+GF2=AE2+AD2=(6)2+32=6+9=15CF = \sqrt{CG^2 + GF^2} = \sqrt{AE^2 + AD^2} = \sqrt{(\sqrt{6})^2 + 3^2} = \sqrt{6 + 9} = \sqrt{15}
AC=AB2+BC2=EF2+AD2=(3)2+32=3+9=12=23AC = \sqrt{AB^2 + BC^2} = \sqrt{EF^2 + AD^2} = \sqrt{(\sqrt{3})^2 + 3^2} = \sqrt{3 + 9} = \sqrt{12} = 2\sqrt{3}
次に、余弦定理を用いてcosθ\cos{\theta}を求める。
AC2=AF2+CF22AFCFcosθAC^2 = AF^2 + CF^2 - 2 \cdot AF \cdot CF \cdot \cos{\theta}
(23)2=32+(15)22315cosθ(2\sqrt{3})^2 = 3^2 + (\sqrt{15})^2 - 2 \cdot 3 \cdot \sqrt{15} \cdot \cos{\theta}
12=9+15615cosθ12 = 9 + 15 - 6\sqrt{15} \cos{\theta}
12=24615cosθ12 = 24 - 6\sqrt{15} \cos{\theta}
615cosθ=126\sqrt{15} \cos{\theta} = 12
cosθ=12615=215=21515\cos{\theta} = \frac{12}{6\sqrt{15}} = \frac{2}{\sqrt{15}} = \frac{2\sqrt{15}}{15}
したがって、cosθ=21515\cos{\theta} = \frac{2\sqrt{15}}{15}である。
次に、ACF\triangle ACFの面積を求める。
ACF\triangle ACFの面積をSSとすると、
S=12AFCFsinθS = \frac{1}{2} \cdot AF \cdot CF \cdot \sin{\theta}
sin2θ+cos2θ=1\sin^2{\theta} + \cos^2{\theta} = 1より、sinθ=1cos2θ=1(215)2=1415=1115=16515\sin{\theta} = \sqrt{1 - \cos^2{\theta}} = \sqrt{1 - (\frac{2}{\sqrt{15}})^2} = \sqrt{1 - \frac{4}{15}} = \sqrt{\frac{11}{15}} = \frac{\sqrt{165}}{15}
S=123151115=3112=3112S = \frac{1}{2} \cdot 3 \cdot \sqrt{15} \cdot \frac{\sqrt{11}}{\sqrt{15}} = \frac{3\sqrt{11}}{2} = \frac{3\sqrt{11}}{2}

3. 最終的な答え

cosθ=21515\cos{\theta} = \frac{2\sqrt{15}}{15}
ACF\triangle ACFの面積は3112\frac{3\sqrt{11}}{2}

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