男子5人、女子6人の中から5人を選ぶ問題です。 (1) 男子2人、女子3人を選ぶ選び方の総数を求めます。 (2) 女子を少なくとも1人含む選び方の総数を求めます。

確率論・統計学組み合わせ組み合わせの計算場合の数
2025/6/24

1. 問題の内容

男子5人、女子6人の中から5人を選ぶ問題です。
(1) 男子2人、女子3人を選ぶ選び方の総数を求めます。
(2) 女子を少なくとも1人含む選び方の総数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 男子2人、女子3人を選ぶ選び方の総数を計算します。
男子5人から2人を選ぶ組み合わせは 5C2_5C_2 通りです。
女子6人から3人を選ぶ組み合わせは 6C3_6C_3 通りです。
よって、男子2人、女子3人を選ぶ選び方の総数は、これらの積で求められます。
5C2=5!2!(52)!=5!2!3!=5×42×1=10_5C_2 = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
したがって、選び方の総数は 10×20=20010 \times 20 = 200 通りです。
(2) 女子を少なくとも1人含む選び方の総数を計算します。
まず、5人を選ぶすべての組み合わせを計算します。これは男子5人、女子6人、合計11人から5人を選ぶ組み合わせなので、11C5_{11}C_5 です。
11C5=11!5!(115)!=11!5!6!=11×10×9×8×75×4×3×2×1=462_{11}C_5 = \frac{11!}{5!(11-5)!} = \frac{11!}{5!6!} = \frac{11 \times 10 \times 9 \times 8 \times 7}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 462
次に、女子を1人も含まない選び方、つまり男子のみで5人を選ぶ選び方を計算します。これは男子5人から5人を選ぶ組み合わせなので、5C5_5C_5 です。
5C5=5!5!(55)!=5!5!0!=1_5C_5 = \frac{5!}{5!(5-5)!} = \frac{5!}{5!0!} = 1
女子を少なくとも1人含む選び方の総数は、すべての組み合わせから女子を1人も含まない選び方を引けば求められます。
したがって、選び方の総数は 4621=461462 - 1 = 461 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 200通り
(2) 461通り

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