(4) 5つの数字0, 1, 2, 3, 4を用いて3桁の整数を作る。同じ数字を何回用いても良いとする。3桁の整数の個数と、300以上の奇数の個数を求めよ。 (5) 出席番号1番から10番までの10人の小テストの得点データが与えられている。データの平均値が5.6点であるとき、表の中の整数xの値を求め、さらに四分位偏差を求めよ。

確率論・統計学場合の数順列組み合わせ平均値四分位偏差データ分析
2025/6/25

1. 問題の内容

(4) 5つの数字0, 1, 2, 3, 4を用いて3桁の整数を作る。同じ数字を何回用いても良いとする。3桁の整数の個数と、300以上の奇数の個数を求めよ。
(5) 出席番号1番から10番までの10人の小テストの得点データが与えられている。データの平均値が5.6点であるとき、表の中の整数xの値を求め、さらに四分位偏差を求めよ。

2. 解き方の手順

(4)
まず、3桁の整数の個数を求める。
百の位は0以外なので、4通りの選択肢がある。十の位と一の位は5通りの選択肢がある。したがって、3桁の整数の個数は、
4×5×5=1004 \times 5 \times 5 = 100
次に、300以上の奇数の個数を求める。
百の位が3または4のとき、一の位は1または3である必要があるので、
・百の位が3の場合: 1×5×2=101 \times 5 \times 2 = 10
・百の位が4の場合:1×5×2=101 \times 5 \times 2 = 10
百の位が3または4以外(1,2)のとき
・百の位が3の場合 1×5×2=101 \times 5 \times 2 =10
百の位が3,4の場合に分ける。
百の位が3,4の時は、一の位は1,3しか選べないので2×5×2=202 \times 5 \times 2= 20
百の位が3,4以外の1,2の時は、条件を満たせないので無視する。
したがって、300以上の奇数は20個。
(5)
まず、データの平均値が5.6であることから、xの値を求める。
データの合計は、
2+3+9+8+2+3+10+9+x+4=50+x2 + 3 + 9 + 8 + 2 + 3 + 10 + 9 + x + 4 = 50 + x
平均値は、
50+x10=5.6\frac{50+x}{10} = 5.6
50+x=5650 + x = 56
x=6x = 6
次に、四分位偏差を求める。
データを小さい順に並べると、
2, 2, 3, 3, 4, 6, 8, 9, 9, 10
データの数は10個なので、中央値は5番目と6番目の平均である。
中央値:4+62=5\frac{4+6}{2} = 5
第一四分位数は、データの小さい方から1/4の場所の値。つまり、2番目と3番目の平均。
第一四分位数:2+32=2.5\frac{2+3}{2} = 2.5
第三四分位数は、データの大きい方から1/4の場所の値。つまり、8番目と9番目の平均。
第三四分位数:9+92=9\frac{9+9}{2} = 9
四分位偏差は、
Q3Q12=92.52=6.52=3.25\frac{Q_3 - Q_1}{2} = \frac{9 - 2.5}{2} = \frac{6.5}{2} = 3.25

3. 最終的な答え

(4) 3桁の整数の個数:100個
300以上の奇数の個数:20個
(5) xの値:6
四分位偏差:3.25

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