1. 問題の内容
が5以上の整数のとき、不等式 が成り立つことを示す。
2. 解き方の手順
数学的帰納法を用いて証明する。
(1) のとき:
左辺:
右辺:
よって、 が成り立つ。
(2) () のとき、 が成り立つと仮定する。
(3) のとき、 が成り立つことを示す。
帰納法の仮定より、 なので、
ここで、 を示す。
を示す。
なので、
したがって、
よって、 であるから、 が成り立つ。
したがって、 となり、 が成り立つ。
(1), (2), (3) より、数学的帰納法によって、 の全ての整数 に対して、 が成り立つ。
3. 最終的な答え
が5以上の整数のとき、不等式 が成り立つ。