まず、IS曲線とLM曲線を導出します。
IS曲線は、総供給と総需要が均衡する条件から導出できます。
Y=C+I+GにC、Iの式を代入すると、 Y=(10+0.7Y)+(60−50r)+G Y=70+0.7Y−50r+G 0.3Y=70−50r+G Y=0.370+G−0.350r LM曲線は、貨幣市場が均衡する条件から導出できます。
PM=LにLの式を代入すると、 PM=87+0.2Y−50r 0.2Y=PM−87+50r Y=5PM−435+250r 次に、(1)と(2)の場合について、Yとrを計算します。 IS曲線はY=0.370+117−0.350r=0.3187−0.350rとなります。 LM曲線は変化せず、Y=53150−435+250r=250−435+250r=−185+250rです。 IS曲線の式とLM曲線の式を連立させると、
0.3187−0.350r=−185+250r 623.33−166.67r=−185+250r 808.33=416.67r Y=−185+250(1.94)=−185+485=300 (2) 名目貨幣供給量Mが405に増加した場合 IS曲線は変化せず、Y=0.370+32−0.350r=0.3102−0.350r=340−0.350rです。 LM曲線はY=53405−435+250r=675−435+250r=240+250rとなります。 IS曲線の式とLM曲線の式を連立させると、
340−0.350r=240+250r 100=(0.350+250)r 100=416.67r Y=240+250(0.24)=240+60=300