1. 問題の内容
以下の4つの命題の真偽を判定する問題です。
1. $\forall x (x = x)$
2. $\exists x (x = 1)$
3. $\forall x (x \in \mathbb{N} \rightarrow x \in \mathbb{Z})$
4. $\exists x (x \in \mathbb{N} \land x^2 = 101)$
2. 解き方の手順
1. $\forall x (x = x)$:
すべてのについて、が成り立つかどうかを判定します。これは恒等式であり、常に真です。
2. $\exists x (x = 1)$:
となるが存在するかどうかを判定します。は明らかに存在するので、この命題は真です。
3. $\forall x (x \in \mathbb{N} \rightarrow x \in \mathbb{Z})$:
すべての自然数について、が整数であるかどうかを判定します。自然数は整数の部分集合に含まれるので、この命題は真です。
4. $\exists x (x \in \mathbb{N} \land x^2 = 101)$:
自然数で、となるものが存在するかどうかを判定します。ですが、は自然数ではありません。で、なので、は10と11の間の数です。従って、この命題は偽です。