まず、Xの取りうる値とそれぞれの値を取る確率を求めます。
Xは、引いた2枚の札の大きい方の数字なので、X=2, 3, 4のいずれかになります。
次に、それぞれの確率を計算します。
- X=2となるのは、{1, 2}の組み合わせの場合のみなので、確率は 4C21=61 - X=3となるのは、{1, 3}, {2, 3}の組み合わせの場合なので、確率は 4C22=62=31 - X=4となるのは、{1, 4}, {2, 4}, {3, 4}の組み合わせの場合なので、確率は 4C23=63=21 ここで、4C2は4枚から2枚を選ぶ組み合わせの数であり、2!2!4!=2×14×3=6です。 Xの確率分布は以下のようになります。
| X | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|
| P(X) | 1/6 | 1/3 | 1/2 |
次に、平均E(X)を計算します。
E(X)=2×61+3×31+4×21=62+33+24=31+1+2=3+31=310 次に、X^2の平均E(X^2)を計算します。
E(X2)=22×61+32×31+42×21=4×61+9×31+16×21=64+39+216=32+3+8=11+32=335 次に、分散V(X)を計算します。
V(X)=E(X2)−(E(X))2=335−(310)2=335−9100=9105−9100=95 最後に、標準偏差σ(X)を計算します。
σ(X)=V(X)=95=35