与えられた方程式 $\sqrt{x^2 - 4x + 4} + \sqrt{1 + 2x + x^2} = 5$ を解く。

代数学絶対値方程式因数分解場合分け
2025/3/30

1. 問題の内容

与えられた方程式 x24x+4+1+2x+x2=5\sqrt{x^2 - 4x + 4} + \sqrt{1 + 2x + x^2} = 5 を解く。

2. 解き方の手順

まず、平方根の中身を因数分解します。
x24x+4=(x2)2x^2 - 4x + 4 = (x - 2)^2
1+2x+x2=(x+1)21 + 2x + x^2 = (x + 1)^2
よって、与えられた方程式は次のようになります。
(x2)2+(x+1)2=5\sqrt{(x - 2)^2} + \sqrt{(x + 1)^2} = 5
絶対値を用いて、平方根を外すと、
x2+x+1=5|x - 2| + |x + 1| = 5
絶対値を含む方程式なので、場合分けを行います。
(i) x<1x < -1 のとき
(x2)(x+1)=5-(x - 2) - (x + 1) = 5
x+2x1=5-x + 2 - x - 1 = 5
2x+1=5-2x + 1 = 5
2x=4-2x = 4
x=2x = -2
これは x<1x < -1 を満たすので、解の一つです。
(ii) 1x<2-1 \leq x < 2 のとき
(x2)+(x+1)=5-(x - 2) + (x + 1) = 5
x+2+x+1=5-x + 2 + x + 1 = 5
3=53 = 5
これは成り立たないので、解はありません。
(iii) x2x \geq 2 のとき
(x2)+(x+1)=5(x - 2) + (x + 1) = 5
x2+x+1=5x - 2 + x + 1 = 5
2x1=52x - 1 = 5
2x=62x = 6
x=3x = 3
これは x2x \geq 2 を満たすので、解の一つです。

3. 最終的な答え

x=2,3x = -2, 3

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