放物線 $y = x^2 - 3x + 4$ を平行移動したグラフで、点 $(2, 4)$ を通り、頂点が直線 $y = 2x + 1$ 上にある。このような放物線を $y = ax^2 + bx + c$ の形で求めよ。

代数学放物線平行移動二次関数頂点二次方程式
2025/6/25

1. 問題の内容

放物線 y=x23x+4y = x^2 - 3x + 4 を平行移動したグラフで、点 (2,4)(2, 4) を通り、頂点が直線 y=2x+1y = 2x + 1 上にある。このような放物線を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c の形で求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた放物線 y=x23x+4y = x^2 - 3x + 4 を平方完成します。
y=x23x+4=(x32)2(32)2+4=(x32)294+164=(x32)2+74y = x^2 - 3x + 4 = (x - \frac{3}{2})^2 - (\frac{3}{2})^2 + 4 = (x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4} + \frac{16}{4} = (x - \frac{3}{2})^2 + \frac{7}{4}
この頂点は (32,74)(\frac{3}{2}, \frac{7}{4}) です。
平行移動した放物線の頂点を (p,q)(p, q) とすると、その式は y=(xp)2+qy = (x-p)^2 + q の形になります。
ただし、問題文より、求める放物線は y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c の形なので、係数は1ではない可能性があります。
平行移動した放物線は y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q となります。
頂点 (p,q)(p, q) は直線 y=2x+1y = 2x + 1 上にあるので、q=2p+1q = 2p + 1 が成り立ちます。
よって、y=a(xp)2+2p+1y = a(x-p)^2 + 2p + 1 と表せます。
この放物線は点 (2,4)(2, 4) を通るので、 4=a(2p)2+2p+14 = a(2-p)^2 + 2p + 1 が成り立ちます。
これを整理すると、3=a(2p)2+2p3 = a(2-p)^2 + 2p となります。
ここで、a=1a = 1 の場合を考えます。
3=(2p)2+2p=44p+p2+2p=p22p+43 = (2-p)^2 + 2p = 4 - 4p + p^2 + 2p = p^2 - 2p + 4
p22p+1=0p^2 - 2p + 1 = 0
(p1)2=0(p-1)^2 = 0
p=1p = 1
q=2p+1=2(1)+1=3q = 2p + 1 = 2(1) + 1 = 3
したがって、頂点は (1,3)(1, 3) で、放物線は y=(x1)2+3=x22x+1+3=x22x+4y = (x-1)^2 + 3 = x^2 - 2x + 1 + 3 = x^2 - 2x + 4 となります。
したがって、y=x22x+4y=x^2-2x+4

3. 最終的な答え

y=x22x+4y = x^2 - 2x + 4

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