2次方程式 $x^2 + ax + 1 = 0$ の解の個数を、判別式を用いて判別せよ。また、解が実数か虚数かを述べよ。ここで、$a$ は定数である。

代数学二次方程式判別式実数解虚数解
2025/6/25

1. 問題の内容

2次方程式 x2+ax+1=0x^2 + ax + 1 = 0 の解の個数を、判別式を用いて判別せよ。また、解が実数か虚数かを述べよ。ここで、aa は定数である。

2. 解き方の手順

与えられた2次方程式 x2+ax+1=0x^2 + ax + 1 = 0 の判別式 DD を計算する。2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式は D=b24acD = b^2 - 4ac で与えられる。この問題の場合、a=1a = 1, b=ab = a, c=1c = 1 なので、判別式 DD は次のようになる。
D=a24(1)(1)=a24D = a^2 - 4(1)(1) = a^2 - 4
判別式 DD の符号によって、解の個数と種類が決定される。
* D>0D > 0 のとき、異なる2つの実数解を持つ。
* D=0D = 0 のとき、重解(1つの実数解)を持つ。
* D<0D < 0 のとき、異なる2つの虚数解を持つ。
したがって、a24a^2 - 4 の符号によって場合分けをする。
* a24>0a^2 - 4 > 0 のとき、a2>4a^2 > 4 なので、a<2a < -2 または a>2a > 2。このとき、異なる2つの実数解を持つ。
* a24=0a^2 - 4 = 0 のとき、a2=4a^2 = 4 なので、a=2a = -2 または a=2a = 2。このとき、重解(1つの実数解)を持つ。
* a24<0a^2 - 4 < 0 のとき、a2<4a^2 < 4 なので、2<a<2-2 < a < 2。このとき、異なる2つの虚数解を持つ。

3. 最終的な答え

* a<2a < -2 または a>2a > 2 のとき、異なる2つの実数解を持つ。
* a=2a = -2 または a=2a = 2 のとき、重解(1つの実数解)を持つ。
* 2<a<2-2 < a < 2 のとき、異なる2つの虚数解を持つ。

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