$k$ は 0 でない定数とする。すべての実数 $x$ に対して、2 次不等式 $kx^2 + 4x + k + 3 > 0$ が成り立つような $k$ の値の範囲を求めよ。

代数学二次不等式判別式不等式二次関数
2025/6/25

1. 問題の内容

kk は 0 でない定数とする。すべての実数 xx に対して、2 次不等式 kx2+4x+k+3>0kx^2 + 4x + k + 3 > 0 が成り立つような kk の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

2次不等式 kx2+4x+k+3>0kx^2 + 4x + k + 3 > 0 がすべての実数 xx に対して成り立つための条件を考える。
まず、k>0k>0である必要がある。なぜなら、k<0k<0の場合、xxを十分に大きな値にすると、kx2kx^2の項が支配的になり、kx2+4x+k+3<0kx^2 + 4x + k + 3 < 0となるxxが存在するからである。
次に、k>0k > 0 のもとで、2次方程式 kx2+4x+k+3=0kx^2 + 4x + k + 3 = 0 が実数解を持たないことが必要十分条件となる。判別式をDDとすると、
D=424k(k+3)<0D = 4^2 - 4k(k+3) < 0
164k212k<016 - 4k^2 - 12k < 0
4k2+12k16>04k^2 + 12k - 16 > 0
k2+3k4>0k^2 + 3k - 4 > 0
(k+4)(k1)>0(k+4)(k-1) > 0
この不等式を解くと、k<4k < -4 または k>1k > 1
k>0k > 0 である必要があるので、k>1k > 1 が必要。

3. 最終的な答え

k>1k > 1

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