問題は、AB=AC=10である二等辺三角形ABCにおいて、辺BCの中点をMとし、AM=$4\sqrt{5}$とする。三角形ABMの外接円と辺ACの交点のうち、Aでない点をDとする。このとき、以下の問いに答える。 (1) 線分BMの長さを求めよ。 (2) 線分CDの長さを求めよ。 (3) 線分AM, BDの交点をEとするとき、線分BEの長さを求めよ。

幾何学二等辺三角形三平方の定理方べきの定理相似メネラウスの定理
2025/6/25

1. 問題の内容

問題は、AB=AC=10である二等辺三角形ABCにおいて、辺BCの中点をMとし、AM=454\sqrt{5}とする。三角形ABMの外接円と辺ACの交点のうち、Aでない点をDとする。このとき、以下の問いに答える。
(1) 線分BMの長さを求めよ。
(2) 線分CDの長さを求めよ。
(3) 線分AM, BDの交点をEとするとき、線分BEの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 線分BMの長さを求める。
ABM\triangle ABMにおいて三平方の定理より、AB2=AM2+BM2AB^2 = AM^2 + BM^2が成り立つ。
102=(45)2+BM210^2 = (4\sqrt{5})^2 + BM^2
100=165+BM2100 = 16 \cdot 5 + BM^2
100=80+BM2100 = 80 + BM^2
BM2=20BM^2 = 20
BM=20=25BM = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
よって、BM=25BM = 2\sqrt{5}
(2) 線分CDの長さを求める。
方べきの定理より、CMMB=AMMDCM \cdot MB = AM \cdot MD
CM=BM=25CM = BM = 2\sqrt{5}であるから、
2525=45MD2\sqrt{5} \cdot 2\sqrt{5} = 4\sqrt{5} \cdot MD
20=45MD20 = 4\sqrt{5} \cdot MD
MD=2045=55=5MD = \frac{20}{4\sqrt{5}} = \frac{5}{\sqrt{5}} = \sqrt{5}
AD=AM+MD=45+5=55AD = AM + MD = 4\sqrt{5} + \sqrt{5} = 5\sqrt{5}
AC=10AC = 10より、
CD=ACAD=1055CD = AC - AD = 10 - 5\sqrt{5}
(3) 線分BEの長さを求める。
ABEDME\triangle ABE \sim \triangle DMEが成り立つ。
AM=45AM=4\sqrt{5}MD=5MD=\sqrt{5}より、AM:MD=4:1AM:MD=4:1
AE:ED=AM:MD=4:1AE:ED=AM:MD=4:1
BE:DE=AB:MDBE:DE=AB:MD
メネラウスの定理より、直線BDがAMC\triangle AMCと交わっているので、
ADDCCBBMMEEA=1\frac{AD}{DC} \cdot \frac{CB}{BM} \cdot \frac{ME}{EA} = 1
5510554525MEEA=1\frac{5\sqrt{5}}{10-5\sqrt{5}} \cdot \frac{4\sqrt{5}}{2\sqrt{5}} \cdot \frac{ME}{EA} = 1
5252MEEA=1\frac{\sqrt{5}}{2-\sqrt{5}} \cdot 2 \cdot \frac{ME}{EA} = 1
2525MEEA=1\frac{2\sqrt{5}}{2-\sqrt{5}} \cdot \frac{ME}{EA} = 1
MEEA=2525=252555=25510\frac{ME}{EA} = \frac{2-\sqrt{5}}{2\sqrt{5}} = \frac{2-\sqrt{5}}{2\sqrt{5}} \cdot \frac{\sqrt{5}}{\sqrt{5}} = \frac{2\sqrt{5}-5}{10}
AEAM=1010+255=105+25\frac{AE}{AM} = \frac{10}{10+2\sqrt{5}-5} = \frac{10}{5+2\sqrt{5}}
MBEDAE\triangle MBE \sim \triangle DAEより、
AE:ME=(AE/EA)=(5+25)/(255)AE:ME=(AE/EA)=(5+2\sqrt{5})/(2\sqrt{5}-5)

3. 最終的な答え

(1) BM=25BM = 2\sqrt{5}
(2) CD=1055CD = 10 - 5\sqrt{5}
(3) 線分BEの長さは求められません。追加の情報が必要です。

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